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2011年5月17日 (火)

粟島再訪

 連休開けに新潟県粟島に行こうと画策しておりました。しかし、3日と晴れが続くことはなく、台風まで発生する始末。そして、やっと先週末に晴れ予報。どうにか粟島に渡ることができました。一人で行くのも寂しいので録音仲間のTさんを無理矢理誘っての旅となりました。
 晴れと言っても台風崩れの低気圧が去ったばかり、風は強くこの日の高速船は欠航、フェリーのみの運航でした。それだけに、かなりの揺れです。風が強ければ島に避難してくる野鳥が多いはずと大揺れの船のなかで、まだ見ぬ鳥たちに思いをはせます。
 おかげさまで珍鳥三昧、お刺身三昧の3日間でした。現在、データの整理中です。今のところ、Tさんが見つけてくれたシマゴマのさえずりが最大の収穫です。このほか、粟島のアオバズクは亜種リュウキュウアオバズクのように連続鳴きをするのを録音することができました。このほか、録音ではマミチャジナイのフルコーラス、静かなところのイソヒヨドリなどなど。姿を見たのは、ツバメチドリ、シロハラホオジロ、マミジロタヒバリなどなど。
 しかし、いちばん感動したのはヒヨドリの渡りです。NHKの『ダーウィンが来た』でも紹介されたことがあるので、ご存知の方も多いことと思います。実際、海に向かって飛んで行くヒヨドリの群れの迫力は感動ものです。何度も、荒波が海寄せる海に出ては戻ってきます。そして、意を決したように一丸となって海に向かっていきます。すると、どこからともなくハヤブサが現れてアタック。水面すれすれで逃げ惑うヒヨドリの群れ。命をかけた戦いが、大海原をバックに繰り広げられます。まさに大自然のドラマです。
 録音しているとうるさいだけのヒヨドリですが、素晴らしい生き物であると思いました。そして、ハヤブサが憎くなるのですから人間って勝手ですね。
  Brownearedbulbulinawasima

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コメント

粟島でお会いした上田です。
その節はお世話になりました。おかげで楽しい旅になりました。

鳥に本当に無知にて 島では沢山の鳥を見かけ 鳴き声も聞きましたが 名前はわかりません。これを機に 本の購入を考えております。

こらからもご活躍を期待しております^^

上田明子様
 袖すり合うも多生の縁、旅も道連れという感じでしたね。それにしても、お二人の健脚ぶりには感心いたいました。これからも、お元気に日本を各地を歩いてくださいね。
 ついでに鳥も見ていただければ幸いです。

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