六義園でアカボシゴマダラ
昨日、六義園で見慣れないチョウが飛んでいるのを見つけました。飛ぶのが早いので、よく見ることができませんでした。白くて大きなチョウというイメージだけが残りました。今日、同じチョウが木にとまっているのを見つけました。写真もなんとか撮れたので、調べてみました。
チョウの名前は、アカボシゴマダラの春型。夏型は、名前のとおり翅の後ろのほうに赤い斑点がありますが、春型はないそうです。専門外ですので、間違っていたらごめんなさい。フォローのコメントをお願いいたします。
もし、アカボシゴマダラとすると、かなり問題です。アカボシゴマダラの本来の分布域は、ベトナムや中国、朝鮮半島など。日本では、奄美大島に分布しているとされています。しかし、1995年に埼玉県の秋が瀬公園にて発見され、その後関東各地で記録されたことから、人為的に持ち込まれたという説が有力です。今こうして関東地方で見つかっているものは、奄美大島のものとは亜種が違う中国タイプであることからも人為的だと言われています。
六義園にいるくらいですから都内でも各地で見つかっていることでしょう。食餌植物はエノキ、それなら六義園にたくさんあります。写真もとまっているのは、エノキのようです。今日こうして写真が撮れたのは、動きがとても鈍かったからです。どうやら、卵を産んでいる様子でした。南方系のチョウですから、地球温暖化のあいまってこうして増えていくのでしょう。同じ仲間で、本来生息しているゴマダラチョウが影響を受けないか心配です。
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