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2011年6月

2011年6月29日 (水)

ツミをタイマー録音

 昨夕、S木さんに教えていただいたツミの声を録るために録音機を置きに行きました。以前、昼間に行ったのですが自動車の音や人通りが多い上に、ツミは鳴きませんでした。それならば、早朝に録音できるようにタイマー録音を仕掛けておけば録れるのではないかという作戦です。
 S木さんからは、雛が大きくなってきたら親鳥があまり鳴かなくなってしまったとの報告、それにそろそろセミが鳴き始めるので早くしたほうが良いという適切なアドバイスをいただきました。しかし、夜に確実が雨が降らず、風がない日でなくてはなりません。そして、私が午後と翌日の午前中、身体が空いていなくてはなりません。この条件にあった日がやっと巡ってきたのです。
 今までも都会の公園でのタイマー録音は、六義園のみ。六義園には夜、人は入りませんし、隠すところもたくさんあります。しかし、ツミのいる公園は、まわりをマンションに囲まれているだけあって人も良く通ります。藪が少ない上に施設もほとんどなく、録音機を隠すところがないので困りました。ツミが鳴きそうなところは、巣のそばとツミが餌渡しをする糞がたくさん落ちているところとあたりを付けました。そして、なんとか歩いている人から見えにくい木の枝の上に置いておきました。
 セットしたのは、YAMAHAのW24とOLYMPUSのLS-7の2台。午前3時から9時まで。また、LS-7はタイマーが3件できるので、前日の午後5時から7時までも設定しておきました。この2台、持って行かれたら5万円の損失です。
 ということで今朝、回収に行きました。ツミのいる公園に行くと、すでに巣立ちを待ち構えている野鳥カメラマンが4人います。もし、録音機が見つかっていたらと、どきどきして公園に入ります。幸いなことに2台とも無事。ファイルもできています。まずは、成功。ということで、15時間に渡るデータをざっとチェックしたところです。問題は、同じ公園に巣を作っているオナガです。こちらも雛がいるのでとてもにぎやかです。ツミが鳴いてオナガが鳴いていない部分は、午前4時50分にありましたのでお聞きください。録音機はW24、ボリュームの調整、低音ノイズの軽減、ノイズリダクションをかけています。

 

2011年6月28日 (火)

倒れたスダジイ-六義園

 先週の月曜日のことですが、六義園に行くと大きなスダジイが倒れていました。そばで、職員の一人が呆然とたたずんでいます。いったい何が起きたか私もすぐには理解できませんでした。職員によると「数分前に大きな音がしたので、来てみると木が倒れていた」とのことでした。

Touboku


 この日は風も無く梅雨特有の曇り空。前日は雨でしたが、大雨というほどでもありません。今まで、台風や強風で木が倒れることはありましたが、何もないのに突然、木が倒れたのは初めてです。
 職員の話では、根が腐っているようだとのこと。たしかに、根元を見るとわずかな根しか見えません。この斜面でこれだけの木をこの根が支えていたのかと思うと、凄いことです。そして、数日の雨で地盤が緩んで倒れてしまったのでしょう。
 このスダジイは、六義園のスダジイのなかでも10本指に入るくらいの巨木です。それだけに、今年もハシブトガラスが巣を作りました。それが、倒れてしまうなんと残念なことでしょう。
 面白かったのは、私がスダジイを残念がったのに対し、六義園の職員たちはスダジイの下敷きになってしまったドウダンツツジを惜しがりました。関東平野で森がクライマックスを迎えたときの林相は、スダジイと言われています。それだけに、本来の自然の形作る樹種なのですから貴重です。しかし、庭園を見せる方から言うと花の咲くドウダンツツジのほうが貴重ということになります。
 いずれにしても開園直後のこと、まだ来園者が少なくお客さんがケガをするようなことが無くて良かった良かった。

2011年6月26日 (日)

コゲラの雛は何と鳴くか?

 この季節の六義園は、小鳥たちの雛であふれています。芝生はムクドリ、森の中はシジュウカラ、そしてスズメの親子連れがあちこちで見られます。いわば、六義園は巣立った雛たちが生きていくすべを学ぶ学校となっています。
 今日、六義園に行くとB場さんがコゲラの雛がいると教えてくれました。数羽のコゲラが木陰を飛び交っています。追いかけ合っている様子も見えます。この時、聞き慣れない声が聞こえてきました。はじめはわかりませんでしたが、コゲラの雛たちの鳴き合う声でした。
 コゲラの成鳥の声は「ギィ」や「キョキョキョ」と言う声ですが、雛はなんと鳴くか考えたことはありませんでした。たとえば、マガモやカルガモの親鳥は「ガアガア」系ですが、雛は「ピヨピヨ」と鳴きます。シジュウカラも雛は特有の声で鳴き合いながら森の中を移動していきます。傾向としては、雛は高い声を出します。これは、高い声のほうが傷害物を超えて届き、親鳥とコミュニケーションを取りやすいからでしょう。
 そこで、濁った声で鳴くコゲラの雛はどんな声なのか、気になるところです。PCM-D50で録音。ボリュームの調整、ノイズリダクションをかけるなど加工編集しています。


 

  6,000Hzを中心に前後の3,000と9,000Hzに倍音のある山形のパターンです。かなり高い音でよく響く声ということになります。私は、音が高いので良く聞き取ることができませんでした。私にはささやくようにしか聞こえなかったのです。しかし、かなり大きな声で鳴いていたことが音源を聞いてわかりました。
 コゲラの雛の声は今日、初めて聞き初めて録音できました。身近な鳥でもまだまだやることがありますね。

2011年6月24日 (金)

AdobeのAudition3.0を講習

 今日の午後は、日本野鳥の会の事務所にてAdobeの音楽編集ソフトAudition3.0の使い方をT岡さんとK山さんに伝授。T岡さんはシマフクロウ作戦の担当者です。今まで採集した音源をどのように編集加工したらよいのか、教えて欲しいとの希望からの講習です。
 Auditionは、前身であるシェアウエアのCoolEdit2000時代から使っていますので、使いなれています。このように特定のソフトや機材を紹介するといろいろ邪推されて困るのですが、Adobeからはなんのアプローチもありません。少なくとも、ネットで調べたカタログ情報からAudition3.0は、数多くの音楽編集ソフトのなかで周波数スペクトル表示ができるソフトとしては安値です。
 まず、ご両人には拙ブログにもアップしている雨のなかのハシブトガラとシャッター音の嵐のなかのカラフトムシクイのbeforeとafterを聞いてもらいました。これだけのことが、このソフトでできると、まずは理解していただきました。
 つぎに、実際にシマフクロウ作戦で録音したシマフクロウの声を加工して、聞きやすくする実習をしました。もともとの音源はたいへん静なところで鳴いているので、やりやすいものでした。シマフクロウの声はたいへん低く100~500Hzです。それだけに、ノイズに隠れてしまいがちですが、静かなところなのでノイズとの分離も簡単にできました。また、シマフクロウの波形は塊なので、囲んでそこだけボリュームをアップすることも簡単にできます。
 作業としては、シマフクロウの声を囲みボリュームあげ、ピークが-6dbになるように調整。つぎに、シマフクロウの音域より下のノイズを軽減します。これで、コンピュータが必要な音といらないノイズとの判断が明確にできるように音にコントラストを付けたことになります。ここまでがノイズリダクションをするため準備です。このような作業をしないで、ノイズリダクションをかけると「ゴーッ」という音も強調され「ゴボゴボ」という不自然が音がかぶることになります。そして、Hiss Reductionをかけて全体のノイズをさらに軽減、最後に最初と最後にフェードイン、フェードアウトをかけて完成です。これだけ加工しても、シマフクロウの声を聞き慣れたT岡さんが不自然に聞こえなければ合格です。なお、音源は40秒ほどでしたので、この作業は5分ほどで終わりました。
 驚いたのは、使用した音源はシマフクロウが鳴いているところから500m離れたところで録音したものであることでした。さらに、1200m離れたところで録音した音源も聞かせてもらいましたが、これも聞こえ周波数スペクトル表示をするとかすかに見ることもできます。そんな離れた声が、聞こえ録音できるのです。
 その音源がどのようになるのか、『野鳥』誌8月号に掲載予定です。どうぞ、お確かめください。

2011年6月23日 (木)

日光のハリオアマツバメ-巣はどこに作るのか

 先日、日本野鳥の会の事務所にいったおりにK南さんから、日光のハリオアマツバメの報告で面白い論文があるとコピーをいただきました。タイトルは、"Nesting Place of Australian Swifts(ハリオアマツバメの巣作りの場所)"です。なんと、この論文は今から100年以上前の1907(明治40)年に発行されたオーストラリアの鳥学会誌に発表されたものです。下記URLで、原著を読むことができます。
  http://www.publish.csiro.au/?act=view_file&file_id=MU907073.pdf
 この論文によると、日光の華厳滝周辺にハリオアマツバメとアマツバメの巣が崖にあり、雛もいたと書かれています。また、アマツバメ類を捕まえるために網を張り、糸につないだおとりを使って、1日に60~100羽を捕まえているとも書かれています。
 なぜ、この論文が話題になったかというと”ハリオアマツバメは崖に巣を作るか”という疑問からです。私はアマツバメは崖、ハリオアマツバメは樹洞という認識でおりました。北海道に行ったとき訪れた牧場の片隅にある木の洞に、ハリオアマツバメが飛び込んでいくのを見たことがあります。「スッポン」とは音が聞こえそうな感じで、いつも飛んでいるスピードのまま小さな穴に飛び込んでいきました。
 明治時代、華厳滝にはエレベータもなく近づくのたいへんだったと思います。まして、アマツバメ類が巣を作るところに行くというのは、難しいと思います。そのような中で、アマツバメとハリオアマツバメの巣と雛を区別することができたのでしょうか。
 ただ、江戸時代の日光のガイドブック『日光山志』には、華厳滝にハリオアマツバメが登場します。第4巻の「岩燕」という項に描かれている鳥には「華厳滝に巣を作り、いつも峡谷を飛びまわっている、ツバメより大きく、尾は二つにさけ、尾先に小針がある」と解説されています。イラストの鳥の顔は、オウムのようですが尾の先には針状のものが描かれていますからハリオアマツバメに間違いありません。下記URLで『日光山志』4巻に行けますので7ページの「岩燕」を見てください。
http://archive.wul.waseda.ac.jp/kosho/ru04/ru04_03137/ru04_03137_0004/ru04_03137_0004.pdf
 では、現在の日光ではどうかというとアマツバメは比較的よく見られるもののハリオアマツバメの記録は極めて稀です。私の記録では、秋の渡りと思われるもの1例と繁殖期のもの1例しかありません。繁殖期の記録は、2007年5月13日だいや川公園のもので、この時の写真はE村さんの運営するサイトNikko Todayにアップされています。
 http://nikkotoday.com/flowers/data/2007/harioamatubame1.htm
  「レッドデータブックとちぎ」には、栃木県下では中禅寺湖の北側、男体山あたりのメッシュにマークが付いているだけで「過去に奥日光で樹洞に出入りするのが記録されている。」と、バードリサーチのH野さんが書いています。
 http://www.pref.tochigi.lg.jp/shizen/sonota/rdb/detail/12/0025.html
 私は、ハリオアマツバメは北海道の鳥という認識です。それは、北海道には大きな樹木があって樹洞がありハリオアマツバメが繁殖できるからだと思っていました。そして、『日光山志』に取り上げられ論文に書かれているほど昔の日光ではハリオアマツバメが多かったのであれば、日光の森には樹洞のある巨木が生い茂っていたのではないだろうかと想像できます。
 ハリオアマツバメの営巣場所が樹洞であるという報告は今もあるのですが、崖にあったというの報告は100年前のこの論文だけ。はたして、ハリオアマツバメは崖にも巣を作るのでしょうか。
 K南さん、面白い論文を教えていただきありがとうございました。

2011年6月22日 (水)

「謎の鳥-16」ふたたび

 拙サイトsyrinxに「謎の鳥」もコーナーがあります。その中のNo.16を昨夜、また録音することができました。つぎのような声です。PCM-D1で録音、かなり加工しています。



  基本は「チッ、チッ、チッ、フィリリ・・・」あるいは「チッ、チッ、チッ、チュルルル・・・」と聞こえます。2,3声続けて鳴き、声が移動して行くので鳴きながら飛んでいます。
 謎の鳥コーナーのアップしている声は下記URLで「謎の鳥」→「謎の鳥-16」へ。
 http://www.birdcafe.net/collection/collection-all.htm
 サイトにアップしてある声は、2006年06月16日に六義園から聞こえてきたものです。実は、この録音以前にも同じ梅雨時に聞いたことがあります。そして、あれから5年、ほぼ同じ季節の6月21日にまた聞くことができました。また、5年前に謎の鳥-16としてアップしたところ、”あおのり”さんから北海道でも同じ声を録音したという投稿をいただき音源を送っていただきまたした。私が聞く限り、同じ声でした。いったい声の主は何なのでしょう。
 この話を野鳥カメラマンのK内さんに言ったところ「それは、カイツブリでだろう」というアドバイスをいただきました。たしかに「フィリリ・・・」は、カイツブリの地鳴き、とくに夕方に鳴く声に似ています。これを確認できればと思い本日、六義園の開園を待って行きましたが、残念ながらカイツブリはいませんでした。最近では、滅多に記録されることのないカイツブリが今日いれば、解明に一歩近づけたのですが残念です。
 今までの情報を整理すると、6月中旬に記録されることが多い。このことから、もし夏鳥であれば北方で繁殖する種類であろうと思われます。あるいは、繁殖期が早く、すでに漂行している。また、森の上を飛びながら鳴く、あるいは池の上を飛びながら鳴く習性がある。そして、夜行性かもしれない。ということになりますが、これだけの情報でひとつの種類、あるいは仲間までも絞り込むことができないでいます。
 この声は、この季節限定の可能性があります。皆さんもご注意いただければ幸いです

2011年6月21日 (火)

カモメを録る-行徳野鳥観察舎

 行徳野鳥観察舎のN瀬さんから、保護飼育しているカモメがディスプレイをしているとの情報をいただたきました。また、抱卵中のトビも警戒の声を出すとのこと。本日の晴れ間を有効利用しようと、お邪魔いたしました。
 あいにくN瀬さんは留守で、S藤さんがお世話していただきました。残念ながらトビは卵が割れてしまったとのことでじっとしているだけでしたが、カモメは良く鳴いてくれました。
 カモメの声は、アラスカのアンカレッジに行った時に街のなかで鳴き合う声しかありません。車や人声などノイズの多い音源で、資料として保存しているだけです。飼育されているとはいえ、ディスプレイではどんな声で鳴くのか聞きに行きました。
 どうもいっしょにケージに入っているウミネコが鳴き始めるといっしょに鳴いたり、飼育の担当の方が近づく鳴いたり、見学の子供たちが来ると鳴いたり、なにかきっかけがあると良く鳴いていました。そして、このようにかなりけたたましい声です。YAMAHAのW24で録音、ボリュームのアップ、低音ノイズの軽減、ノイズリダクションを軽くかけています。



 ところで、今日は市内の小学校の児童が社会見学に来ていました。団体対応ということで、職員が指導にあたっていました。望遠鏡を取り合って、カワウやコサギを見つけては歓声を上げる子供たちの姿に、このような施設のあるべき姿を見た感じです。

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 私は、ここ行徳野鳥観察舎をはじめ、谷津干潟、葛西海浜公園、東京港野鳥公園を残すために20代にはけっこう働いたつもりです。ところが、40年を経て施設ができたものの老・野鳥カメラマンのたまり場になっているのを見ると、何のための活動だったのかと自問自答することがあります。本来は、子供たちの自然教育の場を残すという目的があったのですが、現実は違ってしまいました。ですので、今日のような風景を見ると、あの時、活動しておいて良かったとせつに思います。そして当時、青春をかけた多くの仲間たちにも今日の様子を見せてやりたいとも思いました。
 S藤さん、お忙しいところお世話いただきありがとうございました。

2011年6月20日 (月)

週末は日光ーアユの塩焼きと阿世潟

 先週末は、日光でした。
  土曜日はあいにくの雨で雨の中、ヤマビルとの戦いに明け暮れ、このままだとなんの成果もないままに終わるところをE村さん宅でのアユの塩焼きパーティで救われました。さらにM田さんのジンギスカンも加わって饗宴となりました。遠くで鳴くヨタカの声が聞こえる中のバーベキュー、至福の時です。

Ayu1

 日曜日は、日光野鳥研究会の観察会で中禅寺湖の南岸、歌が浜から旧イタリア大使館、阿世潟への道を歩きました。何しろ東武日光駅では、電車が着くとどっと人々がバス停に走っていきます。ほとんどが、千手が浜のクリンソウ目当て。おかげで、このシーズンは赤沼の駐車場は満車です。そのため、戦場ヶ原でのバードウォッチングはオススメできません。しかし、ちょっと外したところへ行けばガラガラで貸し切り状態でバードウォッチングを楽しめます。案の定、中禅寺湖の南岸コースは出会う人はいるものの道一杯に広がって鳥を探しても誰の迷惑にもなりません。

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 ただ、例によってもうエゾハルゼミのシーズン。はじめの内は、セミの声がうるさくて鳥の声が聞こえませんでした。しかし、ひんやりと温度が下がってくるとセミはフェードアウト、そしてキビタキやオオルリのさえずりがフェードインしてきました。さらに、センダイムシクイ、ミソサザイ、ゴジュウカラなどが加わって、出会うであろう鳥たちはそろいました。
 湖岸に打ち寄せる波の音、時折聞こえるカジカガエルの声、そして小鳥の声と自然音に満ちあふれた観察会でした。

2011年6月16日 (木)

講演会が2つ決まりました

 まず、有楽町でランチをしながらニコンのO田さんと講演会の打ち合わせ。彼は、私が日本鳥類保護連盟にいた時代にニコンの双眼鏡の営業にいて、それ以来のお付き合いです。ほぼ同じ年のせいもあって歴代の営業の方のなかで、もっともつきあいの古い方です。「バードウォッチャーにモノを売り込むならば、バードウォッチングをするなり日本野鳥の会の探鳥会に出て鳥と人を観察をして」と、さまざまな企業、メーカーの方に言ってきましたが、実践される方はほとんどいません。そのなかで、O田さんは希有な存在です。ご自身もバードウォッチャーとなり、今では千葉県流山市の「NPOさとやま」の運営に当たっています。その関係で、私に講演の依頼です。講演は、9月4日に流山で行います。題目はカラスについての話題。詳しい場所と時間が決まりましたら拙ブログでご案内いたします。お近くの方、とりあえずスケジュールを空けておいてください。
 ついで、日本野鳥の会のSさんより、現在『野鳥』で連載している野鳥録音がらみでの講演会の企画がかたまったとの連絡がありました。日時は8月27日13:00~15:30、場所は日本野鳥の会・会議室。参加費無料です。詳しくは『野鳥』の次号、または日本野鳥の会のWebサイトでご案内されます。これまた、お近くの方はぜひおいでください。
 実は、3.11大震災以来、私の講演会が2つキャンセルとなりました。いずれの講演会も無事に実施されますよう祈ります。

2011年6月15日 (水)

アマサギの声を録りに

 梅雨の晴れ間は貴重です。今日は、晴れ間を利用して埼玉県下のシラサギ類のコロニーに行きました。目的はアマサギの声を録るためです。大中小のシラサギの声は録れているのですが、アマサギの声は録音したことがありません。秋に田んぼなどで群れているのを狙ったことがありますが、鳴きません。コロニーならば、鳴く機会も多いだろうと思っての訪問です。
 以前、このコロニーには8月に行ったことがあります。暑い上に臭く、その上にセミの声がうるさくて音にならなかったことがあります。もう一つありました。蚊の猛攻です。今日は梅雨の合間、土手の上を歩くと風が当たるととても涼しく気持ちの良い感じです。ただ、臭いはきついですね。それに、蚊取り線香を付けていましたが蚊にもたくさん刺されました。
 さて、コロニーを見るとアマサギはいます。ところが、他のサギもたくさんいます。多いのはコサギ、ついでチュウサギ、ゴイサギ、ダイサギ、さらにアオサギも少数いました。ですから、音を録るとこんな感じになってしまいます。録音機はYAMAHAのW24、低音のノイズを軽減しています。


 これでは、どの声がアマサギがわかりません。カワウに似たうがいをするような声は、今まで聞いたことがありませんでした。なんとも奇妙な音に聞こえます。録音機の前にいるのは、コサギだったのでコサギの声でしょうか。念のために言っておきますが、再生の回転数を間違えてはいません。現地でもこのように聞こえました。
 今回は、アマサギとはっきりわかる声を録ることができませんでした。これも何年越しという難題になりそうです。

2011年6月14日 (火)

コゲラの声も聞こえない

 今日は六義園のセンサス調査を行いました。K藤さんとK久保さんもごいっしょしていただきました。
 この3人で歩いていると、耳の能力の違いがはっきりわかることがあります。それは、コゲラの声です。K久保さんがコゲラの声を聞きつけて「コゲラが鳴いている」と教えてくれます。ところが、このとき私とK藤さんには聞こえないのです。あるいは、そこから耳を澄ませて、やっと聞こえるというパターンが良くあります。今日もありました。ちなみにK藤さんは私より年上、K久保さんは年下です。また、コゲラの声はいくつかありますが、この場合は「ギーッ」という油の切れたドアが開く音にたとえられる声です。「ギーッ」という濁った低い声なのですから聞こえそうなものなのですが、これが聞こえないのです。
 以前、ヤブサメの声が聞こえないという原稿を書いたことを記事にしたことがあります。このときもコゲラのことも話題にしました。なぜ、コゲラの声が聞こえにくいのか、検討してみました。
 聞こえないのは、このコゲラの声です。



 
  この声を声紋表示してみました。

Pygmywoodpeckersona

 左右は2.5秒、天地は22,000Hzです。よく見ると、濃いところ、音の中心が6,000~7,000Hzにあります。この音を中心に下の方3,000Hz、上の方9,000~10,000Hzに倍音が広がっています。細かい音の連続であることとパターンが不明瞭であることから濁った音であることがわかります。「ギーッ」という濁った音にもかかわらずメインの音は意外と高いところにあります。これが聞こえない領域に入ってしまっているのです。
 ヤブサメの8,000Hzほどではありませんが、それに近い高い音です。5,000Hzのアオジの地鳴きが聞こえない私にとっては、それ以上に高い音となりますから聞こえないのは当然です。
 ヤブサメが聞こえなくとも、ヤブサメはそれほど多い鳥ではありませんし山へ行かない限り聞こえなくても問題はありません。しかし、コゲラは身近な野鳥のひとつ、公園でも出会うことの多い鳥です。その声が聞こえないというのは困ります。高齢者が野鳥の調査を行う場合、コゲラのデータは検討の余地ありということになります。

2011年6月13日 (月)

地震に備えて-データのバックアップ

 3.11大震災より3ヶ月。まだまだ傷は癒えません。
 震災当日、録音仲間のTさんは電車を乗り継いだ後、10kmほどを歩いて帰ったそうです。勤め先とご自宅の間には我が家があるので、帰れなければ泊めてあげようかと思いました。しかし、編集という仕事柄、どうせいつも会社で徹夜に近いことをしているはずですから会社に泊まるだろうと思っていました。ところが、Tさんはがんばって帰ったのです。
 独身で待っている人はいないはずなのに帰ったTさん。仲間からは隠し妻がいるのではないかと追求されましたが、「地震で窓やドアが壊れ、泥棒が入ってハードディスクが盗まれやしないかと心配で帰った」とのことでした。この気持ちわかります。
 もし、我が家が立ち入り禁止区域に指定され、持ち物を70cm四方のビニール袋に制限されたら持って行くのはハードディスクとなるでしょう。このハードディスクが失われたら、今まで録音してきた15年間の努力が水の泡になってしまいます。
 これから、まだ大きな地震が来るかもしれません。そう思うと、我が家だけにデータがあるのが不安となります。そのため、ここ数日はハードディスクを購入しフォーマットを行いデータのコピーを行いました。2Tと1Tのハードディスクですから、フォーマットだけでも10数時間、データコピーも同じくらいの時間がかかりました。
 秋葉原でアルミ製のしっかりとしたケースも購入。今度は、このハードディスクをどこに保存するかです。

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 それにしても15年間の仕事がたった2台のハードディスクに収まってしまうとは、なんとも凄い時代です。

2011年6月12日 (日)

老鶯を録る-葛西臨海公園

 3.11震災以来、足が遠のいていた葛西臨海公園に久しぶりに行きました。梅雨のまっただ中、蒸し暑い天気のなかでのバードウォッチングです。
 実は「NHK夏休み子供電話相談」のもう一人の野鳥担当、シェアリングアース協会のF本さんがご病気で今年の出演は無理となりました。代わりに同協会の理事でもあるN村さんにお願いすることになりました。葛西臨海公園のウォッチングセンターに週末詰めているアゴ髭のお兄さんと言ったらご存知の方も多いことでしょう。今日は、日曜日ですのでN村さんがいる日、お訪ねてして番組出演のコツをお話してきました。子供への野外指導の経験も豊富なN村さんですから、どんな回答をしてくれるのか楽しみです。
 葛西の鳥のほうは、アシ原ではオオヨシキリがさえずり、池ではカイツブリがさかんに鋭い声をあげていました。セイタカシギの交尾、巣作りの行動も見ることができました。
 録音的には、この季節では珍しくウグイスが良くさえずっていました。私が録音したなかでもっとも海辺に近い環境でのウグイスの声です。PCM-D50で録音、低音ノイズの軽減をしています。京葉線の電車、湾岸道路の車、上空をたえずヘリコプターが飛ぶというノイズの多い環境でも、近くで録れればここまでクリアに加工することができます。

 夏に鳴いているウグイスのことを老鶯、乱鶯、残鶯や狂鶯と俳句の世界で詠みます。早春のウグイスのさえずりが正しく、それに対し夏の声はおかしいということからでしょう。私は、ウグイスは一夫多妻なので結婚できない雄が多い、そのため雄が新天地を求めてやって来たものがさえずっているのではないかと思っています。また、江戸時代の江戸の街にはウグイスは夏もいたはずだというのが持論です。その名残のウグイスかもしれません。
 草いきれの公園の一隅が、ウグイスのさえずりのおかげで涼しく感じました。

2011年6月11日 (土)

日本ワイルドライフアート協会展2011

 日本ワイルドアート協会とは古いお付き合いをしています。友人知人が多く、展示会の案内葉書が何枚も来るので行かざるをえません。最近では、いつの間にかカミさんが会員となり役員となってしまったのですからなおさらです。
 ということで、本日は市ヶ谷で開かれている展示会へ。常連さんの見慣れたタッチの絵から新たに会員になられた目新しいタッチまで、今回は点数が多かったですね。写真展と違ってそれぞれの個性のある絵は見ていて飽きません。
 作品を見て、つい監修してしまうのは私の悪い癖です。いつの間にか、あらを探してしまいます。私は、絵や写真を見て楽しめない身体になってしまったようです。そんな私が、監修をするのを忘れてしまうような迫力のある作品、癒やされる作品もありました。皆さんもご覧いただければ幸いです。
日本ワイルドライフアート協会展
期日:2011年6月10日(金)~16日(木)
   ※12日(日)は、お休みです。
   ※日によって開場時間が違います。 
    11日~15日11:00~18:00
    16日11:00~14:00
会場:山脇ギャラリー 山脇美術専門学院
   千代田区九段南4-8-21
   電話03-3264-4027
  詳しくは、下記URLへ。
  http://www.jawlas.jp/exhibition/index.html
Wildlifeart

2011年6月 9日 (木)

6年目に録音成功-シロチドリ

 毎年、チャレンジしてなかなか録音できない鳥が何種類かいます。そのうちのひとつがシロチドリです。去年もほぼ同じ時期に挑戦して録れませんでした。記事「難題の鳥・シロチドリ」を参照してください。
 今年も再挑戦です。はからずも去年の1日前、ほぼ同じ日となりました。例によって、イラストレイターのM輪さんにお世話になりました。
 今年もコアジサシのコロニーはありません。コロニーを守ろうとするコアジサシに依存しているシロチドリも減っているのです。M輪さん情報では、1番はもう雛が孵っている状態、もう1番は抱卵中とのことでした。
 録音機は、なるべく目立たない小型機ということでオリンパスのLS-7とYAMAHAのW24の2台を投入。さらに、録音機を警戒させないようビニールにくるみさらにタッパに入れ、マイク部分だけ出して砂に埋めておきました。観察すること2時間。抱卵中の巣の近くに、巣立った雛が近づいて来ました。このとき、雛を守ろうとする親鳥と巣を守ろうとする親鳥が何度も身体をぶつけ合ってのバトルが繰り広げました。警戒させないように数10m離れて見ていた私とM輪さんには、シロチドリの声は聞こえません。これで鳴かなければ、もうシロチドリの声を録るのはあきらめるかというほどのケンカです。
 このあとは、雄と雌の抱卵交代では、交尾のような行動が見られました。一昨年は、交尾でも鳴かなかったですから、この行動の声も期待薄です。昼近くになると、海からの風が強くなったので引き上げることにしました。
 ということで、家に帰ってきてから音源をチェックしたところ、バトルも抱卵交代も鳴いていました。2時間回して、4回ほどの声が録れていました。これがその一部です。LS-7で録音、低音ノイズの軽減、ボリュームのアップ、ノイズリダクションをかけています。



 後ろのほうの声は、M輪さんも聞いたことのない声だそうです。それにしても、以前はたくさんいたシロチドリの声を録るのに6年かかるとは思ってみませんでした。「昔は、シロチドリが少なくて録音するのがたいへんだった」と語れるようになればよいのですが。M輪さん、今年もお世話になりました。おかげで録音ができました。お礼申し上げます。

2011年6月 8日 (水)

兵庫のクロジの不思議

 今日は、M輪さんのご案内でシロチドリを録りに行く予定が雨のため中止。そのため、兵庫県で収録した音源の整理を行いました。現地で録音していて不思議に思ったことは、いないはずのクロジがたいへん多かったことです。今日、改めて音源を整理しているとその密度の高さにも驚かされます。あちこちで録音した音源に入っているのです。
 クロジの日本で確実な生息地として最初に報告されたのは、栃木県日光の金精峠です。その話は日光野鳥研究会のWebサイトに寄稿しています。下記URL、第4回クロジをご覧ください。

http://www.nwbc.jp/torizukan/index.html

 クロジは、日本とその周辺にしか生息していないたいへん分布の狭い鳥です。その分布もさらに局地的であるため、昔は日光ていどしか報告がなかったことになります。また、日本国内の分布は図鑑によれば「繁殖地は本州中部以北」となっています。兵庫県は、分布域ではありません。いないはずなのです。ところが、兵庫県にいたのです。おそらく兵庫県から鳥取県に続く山地が分布の西の端になるのでしょう。今まで言われていた分布域とは、かなり違うのです。
 もうひとつ不思議なのは、日光でクロジが繁殖しているところは標高がたいへん高いのです。だいたい2,000m前後の亜高山帯の森で、コメツガなどの針葉樹で下草が生い茂った暗い環境となっています。ところが、ここ兵庫では標高は1,000m以下、樹木は広葉樹で地面にササはあるもののかなり明るい林です。南へ行けば、垂直分布は高くなるのが普通です。ところが逆に低くなっています。
 そして、密度がとても高いのです。密度が高いために、さえずりも複雑で最初はクロジとわからなかったほどです。日光で録音したものは「フィー、チチチ」という単純な同じ節をゆっくりと繰り返していました。優しい音色です。まずは、日光のクロジの声です。D10-ProⅡ+AT825Nで録音。編集加工しています。



 ところ兵庫のクロジは、音色は似ているものの節は複雑です。「フィー、チチチ」にもう一節加わって「フィー、チチチ、チュル」などと鳴いていました。そして、声量も大きく聞こえました。では、複雑な兵庫のクロジです。PCM-D50で録音。編集加工しています。



 野鳥というのは図鑑どおりではないということを改めて思い知らされました。

2011年6月 7日 (火)

マミジロキビタキの思い出

  昨朝、カミさんが窓を開けて「キビタキの録音流している?」「いや、本物だ」と言うことで六義園からキビタキの声が聞こえてきました。日光ではキビタキは、連休明けくらいには定位置に付いていますから、ずいぶん遅い渡りです。
 遅いキビタキの出現には、ドキッとさせられます。実は、1986年6月7日に六義園に出現したのはキビタキではなくマミジロキビタキだったからです。キビタキより北に分布域が広いマミジロキビタキのこと、繁殖地の春の訪れも遅いために渡りも遅いのでしょう。やはり今日のような梅雨のような空模様、後で雨になりました。マミジロキビタキは、さえずりながら六義園を半周していきました。キビタキに比べて木の高いところにいるので、なかなか姿を確認できません。それでも葉陰に見えた顔の白い眉がきらりと光ったのを覚えています。
 この時の録音は、ソニーのカセットデンスケ(型番TC-D5)に狙撃兵という商品名のビクターのガンマイク(型番MZ-200)を付けて録音しました。この音源を蒲谷鶴彦先生にお送りして、先生が韓国で録音したマミジロキビタキのさえずりと声紋を照合してもらい鑑定してもらったことを思い出します。
 昨日のキビタキは、姿は見えなかったものの間違いなくキビタキの声でした。念のために25年前のマミジロキビタキのさえずりをアップしておきます。キビタキ風ではありますが、かなりキビタキとは違うことがわかると思います。この季節、キビタキらしい声が聞こえてきたらご注意ください。


2011年6月 6日 (月)

足元まで来たヒガラ

 先週末は去年、ほぼ同じ時期に訪れた兵庫県北部の山地へ。例によって、W辺さんにご案内でいくつかの山を巡りました。去年の報告は「関西弁の野鳥たち」をご覧ください。
 2日続けて山歩きをしたので、今日は身体全体が重く足が痛い状態です。しかし、谷間からわき上がるように聞こえた野鳥のコーラスがまだ耳について、ふっとした街の騒音の中から小鳥たちの声が聞こえてくる感じがします。
 今回もいろいろ体験をいたしましたが、いちばん驚いたのは足元までやってきたヒガラです。よくバードウォッチャーに自慢話で鳥が近いことを「鳥が足元まで来た」と言います。釣り人の逃がした魚の大きさ同様、誇張されるのがつねです。ところが、今回はほんとうに足元までやってきたのです。これが証拠の写真です。写っているのは私の靴です。ズボンの裾をのぞき込んでいます。このヒガラは、巣材探しの真っ最中。このまま放っておけば、毛ずねを抜かれそうでした。ちなみに写真は、すべて標準レンズで撮っています。

Coaltit1

 そして見つけたのが、録音機に付けたジャマー。これでさえずってくれれば、ビクターのイヌのニッパーのようにSONYに売り込めるのですが。

Coaltit2

 そして、けんめいにむしります。このジャマーは、イギリス製で1万円以上もする上にもう売っていない貴重品です。と言っても、ヒガラの口に入る程度のものですからたいしたことはありません。ヒガラは、口いっぱいにジャマーの繊維をくわえると森のなかに消えていきました。

Coaltit3

 そして、これがヒガラのジャマーをむしる音と飛び去る羽音です。



  今まで長い間、野鳥を見てきましたがこんな体験をしたのは初めてです。場所は、山の頂上で人が休むことが多いところです。しかし、この日会った登山者は我々以外は2人。人が来て餌付けをするようなところではありません。カラ類は、よく近くに来るものがいます。そのなかで、たまたま人を恐れない上に巣材探しに熱中していたヒガラだったのでしょう。
  今回も貴重な体験をいろいろさせていただきました。W辺さん、ありがとうございました。

  P.S.国会中継にために延期になりました江戸家猫八さんと出演のNHKテレビ「ゆうどきネットワーク」の放送は、8日となりました。大きな事件事故がなければよろしいのですが・・・

2011年6月 2日 (木)

OLYMPUS LS-7ファーストインプレ

 昨日、文化放送のスタジオ収録の帰りに秋葉原に寄ってOLYMPUSのLS-7を買ってきました。ウインクデジタルで、19,800円。価格コムの最安値です。
 私にとってのこの機種の売りは、ステレオマイク+無指向性マイク=3マイク、タイマー録音が3パターン、バッテリーの持ちと大容量メモリで長時間録音ができることです。この価格で、96kHz/24bitの高品位録音や小型軽量は当たり前の機能になってしまいましたね。
 今日は雨、家のなかで試してみました。野外では使用していない時点での感想です。
 買ってわかった良かったことは、感度が凄く良いことです。マイクの感度を三段階に切り替えられますが、H(高)で録るとリミッターを入れてもひずむほど高感度です。ほかの録音機の水準(野外に置いてノイズを-24以下)にするためには、M(中)でさらにボリュームを絞る必要がありました。静かなところでの録音では、威力を発揮しそうです。
 買ってわかった残念なこと。マイクの指向性をメニュー上で変えることができますが、指向性の角度を変えると録音モードは44.1kHz/16bit以下のステータスでしか録音できませんでした。
 あとバッテリーは、本当にカタログ通りに持つのでしょうか。付属のバッテリーでは3時間しか録音できませんでした。新しいバッテリーに入れ替えて実験中ですが、6時間録音したところでバッテリー目盛りが1つ減りました。現在、12時間目ですが目盛りは1つ減ったままです。これで本当に、48kHz/16bitで22時間録音できるのでしょうか。
 あと、録音した音を声紋表示させてみると、3000~4000、5500~6500、8500~9500、11,000~13,000Hzが薄いのです。要するに縞模様、虎刈りのように表示されます。これは、録音モードにより異なるのか、あるいは聞いてわかる程度のものなのか不明ですが、気になります。
 あと残念なのは、ファイル名は数字が増えるだけで日付も時間も名前にはなりません。また、この手の小型録音機に共通しているのですが、ジャマーが貧弱です。添付のスポンジ製のジャマーは小さい上に、取り付けにくく取れやすい構造です。なお、トモカ電気で購入したWindTechのMM50、LS-10とLA-11用をかぶせてみたところ、使用できそうです。
 明日から遠出をします。野外で実際に使用してみて、また報告をいたします。 
  写真はセットの一部、このほか編集ソフトのCDが付いています。

Olmpusls7

    ところで明日、放送予定の江戸家猫八さん出演の「NHKゆうどきネットワーク」は、国会中継のために放送時間が変更になるか、別の日に放送されることになるかもしれないとディレクターからメールが来ました。あらかじめご了承ください。

2011年6月 1日 (水)

『朝の小鳥』7月分収録-霧多布湿原の野鳥たち

 今日の午前中は、K藤さんと六義園のセンサス調査。スズメやシジュウカラの幼鳥が飛びまわっていました。また、キビタキのさえずりが聞こえて、まだ夏鳥の渡りが続いています。
 午後は、文化放送にて『朝の小鳥』7月分のスタジオ収録。初夏の北海道霧多布湿原の野鳥たちです。これは2005年、日本野鳥の会でいっしょに仕事していたH高さんが経営する”ポロト観察舎(http://homepage3.nifty.com/poroto/)”を根城に録音旅行をしたときの音源です。位置的には、霧多布湿原の東のはずれにあるポロト沼のほとりとなります。宿の前が、そのままフィールドなのですから、どこも行く必要がありません。ベンチに座っているだけで、アオジ、ノゴマ、ノビタキが目の前にやってきます。その後ろでは、オオジシギがうるさいくらいディスプレイフライトを繰り返し、沼にはタンチョウがたたずみその前をカワアイサの親子が泳いでいきました。

Cranemerganser
 

 夜は夜でクイナが鳴き続けていました。野鳥たちの早朝のコーラスを録音しようと思ったら午前2時から始まっていたのには驚きました。おかげでボロボロに疲れ、ボロト沼という感じになりました。
 7月の放送内容は下記の通りです。
  3日 ノゴマ
  10日  アオジ
  17日  コヨシキリ
  24日  ノビタキ
  31 日  ベニマシコ

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