地震に備えて-データのバックアップ
3.11大震災より3ヶ月。まだまだ傷は癒えません。
震災当日、録音仲間のTさんは電車を乗り継いだ後、10kmほどを歩いて帰ったそうです。勤め先とご自宅の間には我が家があるので、帰れなければ泊めてあげようかと思いました。しかし、編集という仕事柄、どうせいつも会社で徹夜に近いことをしているはずですから会社に泊まるだろうと思っていました。ところが、Tさんはがんばって帰ったのです。
独身で待っている人はいないはずなのに帰ったTさん。仲間からは隠し妻がいるのではないかと追求されましたが、「地震で窓やドアが壊れ、泥棒が入ってハードディスクが盗まれやしないかと心配で帰った」とのことでした。この気持ちわかります。
もし、我が家が立ち入り禁止区域に指定され、持ち物を70cm四方のビニール袋に制限されたら持って行くのはハードディスクとなるでしょう。このハードディスクが失われたら、今まで録音してきた15年間の努力が水の泡になってしまいます。
これから、まだ大きな地震が来るかもしれません。そう思うと、我が家だけにデータがあるのが不安となります。そのため、ここ数日はハードディスクを購入しフォーマットを行いデータのコピーを行いました。2Tと1Tのハードディスクですから、フォーマットだけでも10数時間、データコピーも同じくらいの時間がかかりました。
秋葉原でアルミ製のしっかりとしたケースも購入。今度は、このハードディスクをどこに保存するかです。
それにしても15年間の仕事がたった2台のハードディスクに収まってしまうとは、なんとも凄い時代です。
« 老鶯を録る-葛西臨海公園 | トップページ | コゲラの声も聞こえない »
「機材」カテゴリの記事
- アップルウォッチのノイズ(2022.12.27)
- バードウォッチングに補聴器ーその2(2022.12.01)
- バードウォッチングに補聴器をーその1(2022.11.30)
- キヤノンプラグをふさぐキャップ(2022.11.25)
- 双眼鏡の目の悪い人への使い方-反省(2022.11.05)
「徒然」カテゴリの記事
- ブログ、しばらくお休みいたします(2022.08.24)
- 日光のメイプルシロップ『雪の華』-ご紹介(2022.07.17)
- 日本野鳥の会名誉会長・柳生博さん-訃報(2022.04.21)
- 蹴ったのはイヌでした-日光(2022.03.12)
- 蹴られた録音機-日光(2022.03.05)
コメント