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2011年6月26日 (日)

コゲラの雛は何と鳴くか?

 この季節の六義園は、小鳥たちの雛であふれています。芝生はムクドリ、森の中はシジュウカラ、そしてスズメの親子連れがあちこちで見られます。いわば、六義園は巣立った雛たちが生きていくすべを学ぶ学校となっています。
 今日、六義園に行くとB場さんがコゲラの雛がいると教えてくれました。数羽のコゲラが木陰を飛び交っています。追いかけ合っている様子も見えます。この時、聞き慣れない声が聞こえてきました。はじめはわかりませんでしたが、コゲラの雛たちの鳴き合う声でした。
 コゲラの成鳥の声は「ギィ」や「キョキョキョ」と言う声ですが、雛はなんと鳴くか考えたことはありませんでした。たとえば、マガモやカルガモの親鳥は「ガアガア」系ですが、雛は「ピヨピヨ」と鳴きます。シジュウカラも雛は特有の声で鳴き合いながら森の中を移動していきます。傾向としては、雛は高い声を出します。これは、高い声のほうが傷害物を超えて届き、親鳥とコミュニケーションを取りやすいからでしょう。
 そこで、濁った声で鳴くコゲラの雛はどんな声なのか、気になるところです。PCM-D50で録音。ボリュームの調整、ノイズリダクションをかけるなど加工編集しています。

「PygmyWoodpecker-ck110626.mp3」をダウンロード
 

  6,000Hzを中心に前後の3,000と9,000Hzに倍音のある山形のパターンです。かなり高い音でよく響く声ということになります。私は、音が高いので良く聞き取ることができませんでした。私にはささやくようにしか聞こえなかったのです。しかし、かなり大きな声で鳴いていたことが音源を聞いてわかりました。
 コゲラの雛の声は今日、初めて聞き初めて録音できました。身近な鳥でもまだまだやることがありますね。

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