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2011年6月14日 (火)

コゲラの声も聞こえない

 今日は六義園のセンサス調査を行いました。K藤さんとK久保さんもごいっしょしていただきました。
 この3人で歩いていると、耳の能力の違いがはっきりわかることがあります。それは、コゲラの声です。K久保さんがコゲラの声を聞きつけて「コゲラが鳴いている」と教えてくれます。ところが、このとき私とK藤さんには聞こえないのです。あるいは、そこから耳を澄ませて、やっと聞こえるというパターンが良くあります。今日もありました。ちなみにK藤さんは私より年上、K久保さんは年下です。また、コゲラの声はいくつかありますが、この場合は「ギーッ」という油の切れたドアが開く音にたとえられる声です。「ギーッ」という濁った低い声なのですから聞こえそうなものなのですが、これが聞こえないのです。
 以前、ヤブサメの声が聞こえないという原稿を書いたことを記事にしたことがあります。このときもコゲラのことも話題にしました。なぜ、コゲラの声が聞こえにくいのか、検討してみました。
 聞こえないのは、このコゲラの声です。



 
  この声を声紋表示してみました。

Pygmywoodpeckersona

 左右は2.5秒、天地は22,000Hzです。よく見ると、濃いところ、音の中心が6,000~7,000Hzにあります。この音を中心に下の方3,000Hz、上の方9,000~10,000Hzに倍音が広がっています。細かい音の連続であることとパターンが不明瞭であることから濁った音であることがわかります。「ギーッ」という濁った音にもかかわらずメインの音は意外と高いところにあります。これが聞こえない領域に入ってしまっているのです。
 ヤブサメの8,000Hzほどではありませんが、それに近い高い音です。5,000Hzのアオジの地鳴きが聞こえない私にとっては、それ以上に高い音となりますから聞こえないのは当然です。
 ヤブサメが聞こえなくとも、ヤブサメはそれほど多い鳥ではありませんし山へ行かない限り聞こえなくても問題はありません。しかし、コゲラは身近な野鳥のひとつ、公園でも出会うことの多い鳥です。その声が聞こえないというのは困ります。高齢者が野鳥の調査を行う場合、コゲラのデータは検討の余地ありということになります。

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