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2011年7月26日 (火)

『ハチはなぜ大量死したのか』を読んで

 いろいろ話題になっていたので気にはなっていたのですが今回、文春から文庫になったのでさっそく購入、読了いたしました。

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 ”なぜ”については、ネタバレできないので読んでいただくとして、わかりやすく生き物の生態を解説しているので、読みやすいです。ミツバチを擬人化しての表現も嫌みがありません。科学的に理解しての擬人化ゆえ、鼻につかないからでしょう。このあたりの技法は、カラスで真似したくなりました。
 ところで、アメリカでは養蜂という一大事業がありこれが工業化している事実に驚きました。養蜂が工業化したのはアーモンドのためです。そして、農薬から抗生物質漬けになったミツバチが哀れです。それに加えてダニなどの寄生虫に見舞われているのですから、いなくなりたくもなります。
 本を読んでいて、ミツバチの境遇と似たパターンが身近にもあることに気がつきました。養鶏が工業化されたことで鳥が持っていた鳥インフルエンザウィルスが高病原性化していったパターンと良く似ています。人工的な餌と抗生物質漬けの工場なような環境での飼育、そこにたまたま入ったウィルスがキャッチボールされ変異し怪物のようなウィルスが出現するのと良く似ていますす。今、多くの農畜産業が工業化、巨大化しています。このような話はミツバチだけでは留まらず、これからいくらでも出てくることでしょう。

『ハチはなぜ大量死したのか (文春文庫)』
ローワン・ジェイコブセン(著)、中里京子(翻訳)、 福岡 伸一(解説)
文庫: 413ページ
出版社: 文藝春秋社
ISBN-10: 4167651750
発売日: 2011/7/8
アマゾンのURL
http://www.amazon.co.jp/%E3%83%8F%E3%83%81%E3%81%AF%E3%81%AA%E3%81%9C%E5%A4%A7%E9%87%8F%E6%AD%BB%E3%81%97%E3%81%9F%E3%81%AE%E3%81%8B-%E6%96%87%E6%98%A5%E6%96%87%E5%BA%AB-%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%83%AF%E3%83%B3-%E3%82%B8%E3%82%A7%E3%82%A4%E3%82%B3%E3%83%96%E3%82%BB%E3%83%B3/dp/4167651750/ref=sr_1_2?s=books&ie=UTF8&qid=1311669342&sr=1-2

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