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2011年7月23日 (土)

ツバメのネグラ入りに挑戦-多摩川

 昨夕は、多摩川の中流域にあるツバメのねぐらを見に行きました。あわよくば、鳴き合うツバメの声を録りたいと思いました。昨日は涼しいことと、天気予報では風も弱そうなので出かけました。しかし、多摩川の土手の上を歩くとジリジリと肌を焦がすように暑く、風はツバメが入るであろうヨシ原をざわざわと揺らしていました。
  録音ができなくともねぐら入りを観察しようと、待つこと数時間。太陽が西に広がる雲も隠れると美しい夕焼けとなりました。広い河原ですから、空が大きく広がっていてとても気持ちの良い夕暮れとなりました。
 コウモリが飛びはじめました。そして、ネグラに向かう鳥たちが、川に沿って飛んでいきます。カワウ、アオサギ、しらさぎ類など。そして、対岸の高圧鉄塔にムクドリの群れが集まり舞い飛んでいます。その数、数千羽。しかし、ツバメはまだやってきません。
 あたりがかなり暗くなった午後7時を過ぎると、ヨシ原の上を飛ぶツバメの数が急に多くなっているのに気がつきました。ツバメたちは、ヨシ原すれすれの高さを飛んで、つぎつぎにヨシの葉にとまり、そして消えていきます。あっという間のネグラ入りです。鳴き合ってはいるのですが遠いのと風が強いことで声は、かすかに聞こえるだけです。録音できたのは、これだけ。PCM-D1で録音、ボリューム調整、ノイズの軽減、ノイズリダクションをかなり強くかけています。

「barn_swallowroot11072201.mp3」をダウンロード

 以前、渡良瀬遊水地で見たツバメのネグラ入りは、空一面をツバメの群れが覆い、渦を巻いていました。これは、私が今まで鳥を見た中でもっとも多く数の鳥を見た経験となりました。しかし、高空なこと、広いヨシ原の向こうでのこと、そしてあまり鳴いていないようで録音はできませんでした。今回もうまく録音はできず。ツバメがいない間にタイマー録音をしかけるなど、別の作戦を考えないとだめなようです。

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コメント

マツさん、こんばんは。
ツバメの塒入りは、ほんとに暗くなる寸前にバッと来てさっと終わるので、毎回、今日は来ないんじゃないかと心配になります。渡良瀬でも上手く道路に近い場所で塒入りするとそれはにぎやかですよ。ただ、私が渡良瀬で録音したときは、バイクが行ったり来たりして、困りましたが。

Shibalabo様
 そういえば、Shibalabo様はツバメの番組を作っていましたね。とても良い番組だったのを覚えています。
 私が渡良瀬のツバメねぐらを録音しにいったときは、もう秋の虫の季節で、虫の声がうるさかったですね。おかげで、クツワムシの良い録音を録ることができました。

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