水谷さんの本-『 野鳥フィールドスケッチ』
鳥友・水谷高英さんが本を出されたので紹介いたします。
『野鳥フィールドスケッチ』です。雑誌Birderの連載を一冊にまとめたものです。前著『野鳥フィールドノート―スケッチで楽しむバードウォッチング』が好評で、第二弾となります。
水谷さんは、一度見たら頭にすべて入り、そのイメージを描くことができるという特技をお持ちです。一瞬のチャンスしかない鳥、動きを捉えなくてはならない鳥を描くために生まれてきたような方です。その特技の真骨頂ともいえるスケッチ集です。
それもただのスケッチ集ではありません。野鳥は、生息環境=フィールドと密接な関係があります。ある意味、野鳥は自然のなかでいるところが決まっています。そして、動きも。ですから、ベテランは細かい模様を見るのではなく、発見した状況で鳥の名前がわかってしまうのです。この本は、そんな見方をさせてくれる図鑑となっているのです。いわば、姿形からの識別図鑑ではなく風景のなかにいるだけで名前がわかってしまう図鑑です。
初心者はバードウォッチングの見所について学ぶことができて、ベテランも新たな発見のある内容になっていると思います。
ぜひ、ご一読を。
タイトル:野鳥フィールドスケッチ
著者:水谷 高英
価格:2,310 円
単行本:157ページ
出版社:文一総合出版
ISBN-10: 4829911328
ISBN-13: 978-4829911327
アマゾンのURLです。
http://www.amazon.co.jp/%E9%87%8E%E9%B3%A5%E3%83%95%E3%82%A3%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%83%89%E3%82%B9%E3%82%B1%E3%83%83%E3%83%81-BIRDER-SPECIAL-%E6%B0%B4%E8%B0%B7-%E9%AB%98%E8%8B%B1/dp/4829911328/ref=sr_1_1?ie=UTF8&qid=1309848426&sr=8-1
« 総会出席-日本野鳥の会 | トップページ | ヒメアマツバメ録音失敗 »
「書籍・雑誌」カテゴリの記事
- 奥入瀬のきのこ図鑑-紹介(2023.05.09)
- 鳴き声のモノサシ鳥-Birder誌(2023.04.15)
- 『朝の小鳥』スタジオ収録-5月は日光25年間の録音(2023.04.12)
- フォノシート『信州の野鳥』(2023.02.09)
- 『鳥屋の本読み』卒業(2023.01.24)
コメント