会議日和-日本野鳥の会
数年前、仕分け人として有名になってしまった蓮舫さんの番組に出たことがあります。TBSラジオのニュースを掘り下げる番組「BATTLE TALK RADIOアクセス」です。このときは、もう一方のキャスターがコラムリストの神足裕司さんでした。神足さんは、いつも「週刊アスキー」で文章を拝見しているため緊張して番組にのぞみました。内容は、東京のカラス問題です。番組が進行していくと、蓮舫さんが少なくとも私の本を読んでいて質問されていることがわかりました。カラスの問題を勉強して番組に望んでおり、とても頭の良い方だという印象を持ちました。今思えば、適切で鋭い質問は、その後国会議員となり仕分け人となった片鱗がありました。
ところで、昨日は日本野鳥の会にて、理事と監事のレクチャーでした。午前11時から懇親会が終わった午後8時過ぎまで、報告を受けての話し合い、議論の1日でした。天気も悪く会議日和でありますが、長時間の会議は疲れました。準備や進行を担当されたスタッフの皆さんもさぞお疲れになったことでしょう。今まで、評議員やその他の委員をやってきましたが、これほど集中して議論をしたことはなく実りの多いものとなりました。
ここで問題になったのは、収益を上げていない事業をどうするかです。日本野鳥の会の事業の多くには、関係者の思い入れが深くあります。どの事業にも寄付者がいて、立案実行したスタッフが現役で事務所やサンクチュアリにいるのです。あるいは、支部、連携団体がかかわっています。ですから、収益が上がらないからと言っても、そう簡単には仕分けられないのです。経営そのものは、かなり逼迫しているのですから早急な対応をしなくてはなりません。しかし、多くの思い入れのために先送りされてきたことも事実。新体制のもと、どうするのか、大きな課題です。
蓮舫さんの仕分けは、下調べや勉強を綿密に行っての質問であり判断だと思います。それだけに、鋭い質問をされるのであり説得力ある結果を出せるのではないでしょうか。昨日一日では、何が仕分けの対象なのかまで。これから、まだまだ勉強しなくてはならないことになるでしょう。
« 高品位録音の実験-六義園 | トップページ | 久しぶりの結婚披露パティ »
「徒然」カテゴリの記事
- Syrinx本編を終了いたしますー予告(2023.08.17)
- 大浜清さん・追悼(2023.06.26)
- ブログを休載いたします(2023.06.05)
- 迷彩のジャマーが欲しい(2023.05.29)
- 細尾菜を食べる-日光(2023.05.15)
コメント