野鳥録音講座終了
「定員を上回る申し込みがありました!」と日本野鳥の会のSさんがうれしそうに報告してくれました。本日、日本野鳥の会の事務所で開催された野鳥録音講座は、定員25名を超える28名となりました。けっこう広い会議室なのですが、スタッフをいれて30人以上もの人が入ると手狭な感じとなりました。遠くは、島根県、大阪府から駆けつけてくれた方もいて恐縮この上もありません。おかげで、興に乗ってしまいましたので時間はオーバー、現在は喉が痛く疲れています。2時間半の講演、質疑を入れれば3時間のプログラムでしたが、寝ている方はいませんでした。さぞ、聞いていただいた方々もお疲れになったことだと思います。
本日、お出でいただいた方々の顔ぶれを見ると、探鳥会や珍鳥ポイントに集まる野鳥カメラマンの集団とは違う傾向がありました。まず、平均して若めです。男性は、私と同じくらいからやや上。また、女性はもっとお若い方が多く、これはいろいろな意味で希望が持てます。
多くの方が初心者、まだ録音機を持っていない方もいるとのことでしたので、基本の”き”から解説をいたしました。ですから、皆さんには「まだ野鳥録音をしている方は現在は少数、メモリー録音機の普及とともに今後どんどん増えることでしょう。ですから、今から野鳥録音をしておけば10年後はベテランになって威張れます。」と言っておきました。私自身わずか15年のキャリアで、このような講演をしているのですから予言は当たることでしょう。
今回は、野鳥の声や録音とはという基礎編の話のあと初めての試みとして、スピーカーから野鳥の声を流し、それを実際にYAMAHAから提供された録音機で録ってみるという実習を行ってみました。本当ならば、野外でやりたいところですが30人もの人がいたら野鳥録音ができないことは自明の理。なんとか、まねごとでもできないかという苦肉の作です。録音機のスイッチを入れて設定をするところから解説しましたので、野鳥録音のイメージは伝わってことと思います。
反省点は、講演時間が長かった。できたら、録音編と編集編と2部構成にして2回に分けて行うべきでした。話す私も聞く方も、やはり3時間の束縛はたいへんでした。
受講していただいた方々、日本野鳥の会のスタッフの方々、機材の提供と補佐をしていただいたYAMAHAの担当者の方々、皆さまのおかげで無事に講座を終了することができました。あつく御礼申し上げます。
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