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2011年9月

2011年9月29日 (木)

イオウイロハシリグモとオニグモ-六義園

 晩夏の六義園はクモ巣のだらけ。いちばん多いのはジョロウグモ、あちこちに大きな網を張っています。真夏は、小さかった身体が晩夏を迎え最大級の大きさになってきました。
 昨日今日と、ジョウロウグモ以外の大きなクモに出会いました。
 六義園の北側に"ささかにの道"があります。まるでクモの巣のように細い道と言うことでの命名です。クモに縁のあるところで見つけたのは、大きなクモです。写真を撮ろうと近づくと、わっと飛びかかってきました。思わず後ずさりをして撮ったのですが名前はわかりません。

Iouirohasirigumo_3
  クモで困ったときは、北海道在住の松田まゆみさんに躊躇なくお聞きします。写真を添付したメールを出したら、その日のうちにご返事をいただきました。クモの名前は、イオウイロハシリグモ、初めて聞く名前です。たしかに、黄色っぽい体色をしていました。
 「クモ 大きい 茶 9月 公園」などのキーワードを交互に入れ替えて、検索したところ、イオウイロハシリグモに行き着いてはいたのですが、ハリシグモの名前から網を張らないと思っていました。ところが、このクモはまゆみさんによれば「卵のうは口器につけて持ち歩くのですが、ふ化が近づくと不規則な網を張ってそこに卵のうを付け、子グモが孵って分散するまで保護します」とのこと。巣にいた理由がわかりました。まゆみさん、重ねてお礼申し上げます。
 今日は、千鳥橋の近くでこれまた大きなクモを発見。写真は、トンボととらえています。トンボの羽からこのクモの大きさを判断してください。

Onigumo

 今度は、「クモ 大きい 黒い」などのキーワードでオニグモに行き着きました。名前のとおり立派なクモです。今度は、まゆみさんのお手をわずらわせることなく名前がわかりました。
 このように六義園にクモが多いのは、食べ物となる昆虫が多いからにほかなりません。クモのようすを見れば、森の豊さがわかります。

2011年9月28日 (水)

葛西の看板

 今日は、良い天気に誘われて葛西臨海公園へ行きました。夏鳥狙いの野鳥カメラマンは、公園の西側に行っているようで鳥類園は比較的すいていました。アオアシシギの声を聞いて秋の訪れを満喫いたしました。
 このところ、園内を歩くと写真のような看板が目に付くようになりました。

Kasaikanban

  ということは、餌付けをする人がいて野鳥カメラマン同士がケンカをしていることになります。
 先日の葛西では、キビタキが公園の西側にいるとかで、すいていました。しかし、少し増えてきたなと思ったら一人の野鳥カメラマンが「今、○○さんが、餌を買いに行った。戻ってくるまで1時間はかかるから、こっちに来た」と大きな声で話していました。餌付けをすることに後ろめたさをまったく感じていないようです。これが、悪名高い葛西の餌付けの実態です。この看板による効果、はたしてあるのでしょうか。

2011年9月27日 (火)

台風の録音

  この間の台風15号は、久しぶりに東京地方を襲いました。この機会に台風の音を録ってみようと考えました。録音機を外へ出したら濡れてしまうし、マイクに強風が当たれば音になりません。そこで、ベランダ側のガラス戸を少し開けて、その隙間を通る風の音を録ってみました。隙間の前に録音機を置くと、マイクに直接風が当たってしまうので、正面から少しずらして置きました。あまりずらしすぎると、ベランダの外の六義園のクスノキが風にあおられゴウゴウとうなりを上げている音が録れません。ちょうど良いマイクポジションを探し出すのは、なかなか根気のいる作業です。
 また、隙間をいろいろ調整して、風の音が風の音らしく鳴るところを探しました。しかし、風の強さがどんどん変わっていくで調整中は良い音になっても、いざ録音機を回すと弱くなったり強すぎたりでなかなかうまくいきません。適当なところで、妥協し数10分間録音して、ちょうど良いところをピックアップしてみました。こんな感じです。あの台風15号の迫力をとらえることができたでしょうか。
 録音機はPCM-D1。ボリューム調整以外の加工はしていません。

2011年9月26日 (月)

こんなの見つけました-Sony DEV-3 & DEV-5

バードウォッチングで検索をかけていたら、バードウォッチャーが喜ぶということで、こんなものがかかりました。
http://japanese.engadget.com/2011/08/20/sony-dev-3-dev-5/
http://www.bhphotovideo.com/c/product/818031-REG/Sony_DEV_3_DEV_3_Digital_Recording_Binoculars.html
http://www.bhphotovideo.com/c/product/818032-REG/Sony_DEV_5_DEV_5_Digital_Recording_Binoculars.html
 なんと、ソニーがデジタル双眼鏡の発売です。下位モデルが DEV-3、上位モデルが DEV-5。ウォッチングしながら静止画はもちろんハイビジョン動画撮影、さらに3Dが撮れて音も録れるというデジタル満載、マルチメディアな双眼鏡です。以前にも写真が撮れるなどのデジタル双眼鏡がありましたが、おもちゃぽいものばかりでした。ソニーが作ると本格的な仕様になって、道具らしくなったという感じです。
 これ1台あれば、誰かのように首から双眼鏡、右肩にビデオ、左肩に望遠レンズ付きデジイチ、ポケットに録音機を持つ必要はなくなりますね。
 DEV-3が1,399ドル、DEV-5が1,999ドルです。まだ、海外のサイトのみのリリースで、日本での発売、価格は不明です。

2011年9月25日 (日)

帰ってきた謎の声-シジュウカラ

 今日の六義園は、一気に野鳥たちが戻ってきた感じです。シジュウカラやメジロの群れ、ヒヨドリの番と出会い、夏鳥たちの姿もちらほら見えてにぎやかでした。先週までの鳥のいない六義園がウソのようです。それに伴って常連の鳥仲間も戻ってきて、久しぶりの再会を喜び合いました。
 その仲間のH本さんとK上さんが、「聞いたことのない3回鳴く鳥の声が聞こえた」、早口で「ピイピイピイ」と鳴いたとのこと。私もすぐには、鳥の名前が浮かびません。今日はいろいろ夏鳥も出ていますので、何が出るかわかりません。さっそくその声が聞こえたという場所に行ってみました。しばらくして、確かに「ピイピイピイ」と3声が聞こえてきました。どこかで聞いたことがありそうな声なのですが、名前は思い浮かびません。まずは、PCM-D1で録音。葉陰を動く小鳥の姿が見えたので、録音しながら双眼鏡を覗くと見えたのは、シジュウカラでした。よく見ると、声といっしょに嘴が動いているのが見えました。間違いありません。それがこの声、セミの声がかなりかぶっていますので聞きづらいです。なお、低音ノイズを軽減しています。



 家に帰って、どこかで聞いたはずと音源をチェックしてみると、今年3月14日の拙ブログの記事「謎の声は身近な鳥だった」と同じ声でした。どうりで、どこかで聞いたと思ったのです。それが、そのときにアップした音源です。



 この3月14日に録音した場所と今日の場所は数10mも離れていませんでした。この変わった鳴き方をするシジュウカラは、夏の間にいったん姿を消し、また同じ場所に戻ってきたことになります。
 シジュウカラが変わった鳴き方をしてくれたおかげで、六義園で春に縄張りを構えたシジュウカラは夏の間、どこかへ行っても、同じ六義園に戻ってくる。それも同じなわばりに戻ってくる可能性があることがわかりました。

2011年9月23日 (金)

フクロウの亜種による鳴き声の違い

 今回、日本鳥学会の発表で大阪市立大学のMさんらの『鳴き声から見たフクロウの地域区分』がありました。Mさんから参加できなかった私にPDFファイルで、発表を送っていただきました。
 日本のフクロウは、エゾフクロウ、フクロウ、モミヤマフクロウ、キュウシュウフクロウの4亜種に分類されています。これらの亜種の鳴き声による違いを検討したポスター発表です。とくに顕著なのは、本州や九州の亜種が「ホーホー、ゴロスケホホ」と鳴くの対しエゾフクロウは「ホー、ゴロスケホホ」と最初の節が、2声と1声の違いがあるというのです。このほか、声の高低、節と節との間が亜種によって異なることもわかりました。今までもありそうで誰も調べなかったフクロウの亜種による鳴き声の違いです。
 これも簡単便利なメモリー録音機の普及による成果です。このような研究発表が評価を受ければ、これからもいろいろ鳥について同様のアプローチがされることになるでしょう。 私も手元にある音源で、栃木県日光と北海道温根沼で録音したフクロウの声を比較してみました。まず、日光の亜種フクロウ。2011年 5月25日戦場ヶ原でPCM-D50で放置録音した音源です。かなり近くで鳴いていますので、増幅することなく軽くノイズリダクションをかけているだけです。



 つぎは、北海道の亜種エゾフクロウ。2011年4月24日温根沼でPCM-D50で放置録音。遠いので増幅して強くノイズリダクションをかけています。



 いかがでしょうか。これだけ違いがあるのに誰も気がつかなかったです。というと偉そうに聞こえますが、私も北海道でエゾフクロウの声を聞いたとき、この違いに気がつきませんでした。なんともお恥ずかしい話です。遠かったこともありますが、フクロウの声はどう聞いてもフクロウに聞こえますので、それ以上深く追求しなかったのです。名前がわかってしまえば、それでおしまいのバードウォッチングをしてしまいました。Mさんらの研究に対する感性に感服するとともに大いに反省をいたしております。

2011年9月22日 (木)

台風一過-六義園

 昨日は久しぶりの東京直撃の台風でした。それも夜の来襲です。私の子供の頃、住んでいた板橋区では良く水害に遭いました。昨日のパターンだと、屋根裏に布団を上げ、畳などを机の上に積み、じっと息を潜めて台風が去るのを待ったものです。そして、楽しみはお袋が作ってくれるおにぎりだったことを思い出しました。
 今日は、六義園の台風被害の様子を見に行きました。台風一過の青空のもと、日本庭園がいちだんときれいです。

Taifuuikka

 職員の出勤は午前8時頃なのですが、7時頃から人の気配がします。聞いたら、昨日は泊まりとのこと。朝早くから園内の後片付けをしていたそうです。いつものコースを歩くと、大きな枝が4,5本折れ、木が1本倒れていました。今まで30年近く六義園を見てきましたが、これでもいちばん大きな被害です。凄いのは、地面を敷き詰めたように落ちている葉、そして実です。
Mukunimi

 目に付くのは、ムク、エノキ、ミズキの実です。イチョウの近くではギンナンが大量に落ちていました。台風のあと、リンゴなどの果実の被害が伝えられます。今年の収穫量は、例年の○割になったとか報じられます。考えてみれば、木の実がこうして落ちてしまうことは、これから来る冬鳥たちの食べ物がなくってしまうことになります。彼らにとっての収穫量の減少が命に関わるほどでなければ良いのですが。

2011年9月20日 (火)

タスカムの新機種-DR-40

 Tさんより、メモリー録音機の新製品の情報をまたまたいただきました。タスカムのDR-40です。
   http://tascam.jp/product/dr-40/overview/
 マイクが可動してA-B方式とX-Y方式の切り替えが簡単に行えるというのが売りです。サンプリング周波数は、96kHz/24bitまで。外部バッテリーパックがオプションにあって、取り付けることで長時間録音が可能となります。メーカーサイトよると、本体に入れるだけのバッテリー、エネループで17時間(44.1kHz/16bit で録音時)、外付けでプラス20時間と読み取りましたが、間違いないでしょうか。そうなると、長時間録音では1、2を争う機種となります。価格はオープンですが、現状での実勢価格は、19,800円。この機能でこの値段で良いのかと思うほどの低価格です。発売は、今月下旬です。
   タスカムは、毎年2機種を発表しています。今年も3月にDR-07MKⅡとDR-05を発売したばかり、今年は終わりかと思ったら、この秋にDR-40を投入してきました。これで、価格.コムに記載されているメモリー録音機ではタスカムブランドがいちばん多い10機種となりました。
 まずは、情報まで・・・

2011年9月19日 (月)

学会に行けなくて

 この週末、連休はいろいろな行事が重なってしまいました。大阪市立大学での日本鳥学会、このブログでも紹介した西村眞一さんの中西悟堂についての講演会。そして、日本バードカービング協会の理事会など。ここ数年、失礼しているカービング協会の理事会を優先して他は、申しわけございませんがパスしてしまいました。
 しかし、学会の動向はたいへん気になったので、イラストレイターのM輪さんに頼んで、講演論旨集を買ってきてもらうことにいたしました。ところが本日、論旨集が届きびっくり。M輪さんは現地から送ってくれたようで、手数をおかけして申しわけございませんでした。
 さて、内容を見ると去年、指摘したのように「だから何なんだ」という発表が相変わらず散見します。要するに論文を書くために鳥を選んだとしか思えない研究で、鳥のためにも鳥学の発展にも、そして社会との関連も見いだせないと思えるものと言ったら言い過ぎでしょうか。
 面白いなあと思ったのは、鳴き声についての研究が増えてきました。講演発表で5件、ポスター発表で3件。合計8件もあったことです。これも、メモリー録音機の普及の影響と言えるでしょうし、これからも増えていくことと思います。
 さらに、10年前は1件もなく、関わったら泥沼にはまると言われたカラスの研究も講演発表で5件、ポスター発表で4件。合計9件となり、カラスはもっとも発表件数の多い種類となりました。
 以前、拙ブログで「カラスとフクロウの若き研究者たちと」と題し紹介した大阪市立大学のM地さんのカラス研究もMさんとI上さんらのフクロウの音声の取り組みも成果を上げており何よりです。皆さん、行けなくてごめんなさい。今年は、若い人から元気をもらいそこねました。
 M輪さん、ありがとうございました。表紙のモズの求愛給餌、とてもきれいですよ。

2011年9月16日 (金)

デジスコ通信に投稿-たまには良い話を

  かつて(1960~1970年代)、○○野鳥の会(○○は県名であったり地方名)と名乗り、活動をしていたグループが各地にありました。日本野鳥の会の支部のない県では、いずれこのようなグループが支部となるだろうと思っていました。バードウォッチング=日本野鳥の会の時代、こうした会のいくつかは日本野鳥の会の支部として吸収されていったわけです。ところが、今は市町村単位でバードウォッチングを行っているグループができています。これを新しい傾向としてとらえ、デジスコ通信のネタにしてみました。題して『地域密着型のグループが増えて』です。下記のURLでお読みください。
  http://www.digisco.com/mm/dt_57/toku1.htm
 考えてみると野鳥好きならば、毎日バードウォッチングをしているはずです。そうなると、住んでいる周辺でのバードウォッチングが多いことになります。そう言う人たちが集まれば、地域密着型のバードウォッチングの会ができることになります。今はインターネットの時代ですから、Web上にサイトを立ち上げれば興味のある人が集まってきて、活動がなりたちます。日本野鳥の会会員が1万人を超えて20年、ベテランバードウォッチャーが増えたこととインターネットが各地のバードウォッチングの会を支えていることになります。
 こういった会に集まる会員の多くは、地元でのバードウォッチングを楽しんでいます。顔なじみの仲間とのバードウォッチングが楽しいのです。珍鳥ポイントや有名バードウォッチングポイントに集まることをバードウォッチングだと思っている人たちとは野鳥の見方が異なります。人口比でどちらが多いのか判断材料がなくてわかりませんが、このサイレント・マジョリティは意外と多いのかもしれません。また、多くなってくれることを祈ります。

2011年9月15日 (木)

『ザ・ビックイヤー』が映画化

 『ザ・ビックイヤー』が映画になったと、H岡さんに教えてもらいました。
Thebigyear

 原作の翻訳本は7年前、雑誌ビーパルに書評を頼まれて仕方なく読んだ本です。しかし、読み始めると面白くて厚い本にも関わらず、一気に読んでしまいました。このとき、本の腰巻きには「スピルバーグが映画化権を獲得」と書かれていたのを覚えています。スピルバーグがつばを付けておく習性があると聞いていましたので、このネタに映画になるのか疑問でしたが、なりました。
 毎年、北米で1年間に何種類を見るか記録に挑戦するバードウォッチャーがいます。これをザ・ビックイヤーといい、本書は1998年のチャレンジャーの記録。おもに上位3者の奮闘ぶりが描かれていますが、本を読むとアメリカのバードウォッチングの歴史から現在の事情まで知ることができます。
 チャレンジャーは、北はアラスカのアッツ島から南はテキサスの砂漠まで、珍鳥情報(有料で流す組織があるのだ!)をたよりにジェット機やレンタカー、はてはヘリコプターをチャーターして野鳥を追い求めます。離婚した者もいるかと思えば、病気の父の支援で上位に食い込む者もいます。いい大人が小さな鳥を求めて、バードウォッチャーの知識と誇りをかけ、意地と根性で優勝を目指す。なんともアメリカ的な究極のバードウォッチングであるといった話。
  映画の予告編などを見ると、3人のチャレンジャーはスティーヴ・マーティン、ジャック・ブラック、オーウェン・ウィルソンと今人気のコメディ俳優。監督は「プラダを着た悪魔」のデイヴィッド・フランケルということで、コメディ映画です。大の大人が小さな鳥に夢中になるバードウォッチングそのものが、一般の方から見たらコメディなのかもしれませんね。
 私が好きだった1970年代の映画に『「激走!5000キロ』というB級作品がありました。ニューヨークから東海岸まで大陸横断の自動車レースの物語です。TVや新聞に載ることもなく、仲間内だけの賞賛と自己満足だけ、無意味なことに命をかける者たちの記録です。それはそれはバカバカしく面白い映画でした。このネタは1980年代にジャッキー・チェン出演で『キャノンボール』としてリメイクされましたから、ご覧になった方もいるでしょう。『ザ・ビックイヤー』も、まさにこのノリの話ですからバカバカしい映画になっていることを期待します。
  全米公開は10月14日から。これって、日本では封切られるでしょうか。
  こちらのYouTubeで予告編が見られます。
   http://www.youtube.com/watch?v=JCBAP2wId5M
 ちなみに、翻訳本のタイトルは『ザ・ビックイヤー』。
  価格:2,415円
 単行本: 399ページ
 出版社: アスペクト (2004/5/25)
 ISBN-10: 4757210396
 アマゾンのURL。
http://www.amazon.co.jp/%E3%82%B6%E3%83%BB%E3%83%93%E3%83%83%E3%82%B0%E3%82%A4%E3%83%A4%E3%83%BC-%E4%B8%96%E7%95%8C%E6%9C%80%E5%A4%A7%E3%81%AE%E3%83%90%E3%83%BC%E3%83%89%E3%82%A6%E3%82%A9%E3%83%83%E3%83%81%E3%83%B3%E3%82%B0%E7%AB%B6%E6%8A%80%E4%BC%9A%E3%81%AB%E6%8C%91%E3%82%80%E7%94%B7%E3%81%A8%E9%B3%A5%E3%81%AE%E7%8B%82%E8%A9%A9%E6%9B%B2-%E3%83%9E%E3%83%BC%E3%82%AF-%E3%82%AA%E3%83%96%E3%83%9E%E3%82%B7%E3%83%83%E3%82%AF/dp/4757210396/ref=sr_1_1?ie=UTF8&qid=1315999023&sr=8-1

2011年9月14日 (水)

こんなもの見つけました-REMENBIRD

 
 今日の六義園の調査はK藤さんと。シジュウカラの群れのなかにサメビタキらしい鳥を発見。久しぶりの出会いです。ヒガンバナも咲き始め、日本の秋が始まりました。
 さて、海外のサイトでこんなものを見つけました。REMENBIRDです。

Remembird_2
 

   双眼鏡に取り付けて使う録音機です。双眼鏡を見ながら野鳥が鳴いていたら録音するという使い方が新鮮です。写真を見ると、ツアイスやスワロフスキーの40mm口径など比較的大型の双眼鏡の中央に取り付けて操作しています。
 使い方はいろいろ書いてあるのですが、スペックがよくわかりません。翻訳ソフトを駆使して理解したところでは、重さ50g、マイクロフォンはモノラル(下の出っ張ったところがマイクです)、本体メモリは4G、単三電池で駆動、音はmp3で録音するなどが読み取れました。間違っていたらごめんなさい。
 面白いのは、声の図鑑(Audio Field Guide)が付いていて聞き比べることができるというのがキモです。今のところ、ヨーロッパ、北アメリカ、オーストラリアをメインに北部アフリカを買いたすなど、自分にあった図鑑を構成できる仕組みです。この種類数がはんぱではありません。たとえば、ヨーロッパ編は400種以上:904トラック、北アメリカは編は714種:1022トラック、オーストラリア編は533種:1400トラックとなっています。なお、残念なことに日本はありません。さらに、録音した音声を管理するソフトがついて、これで自分の録音した音を管理するという仕組みです。気になるお値段は、120.83ユーロ、193ドルですから、1万5千円といったところでしょうか。
 双眼鏡に取り付けて録音開始、動いたら音が入ってしまいますので、じっとしてしていなくてはならないのは辛いですね。マイク性能がわからないので何とも言えませんが、録音機のスペックとしては貧弱さを感じてしまいます。ただ、Audio Field Guideだけでも1万円の価値はありそう。と言うことで、ご紹介に留めておきます。
  ご興味のある方、詳しくは下記URLをご覧ください。
  http://remembird.com/index.html

2011年9月13日 (火)

ローランドの新機種-R26

 Tさんよりローランドの新機種の情報をいただきました。
 R-26です。形と大きさは、マランツのPMD660に似ています。
 ただしっかりとしたマイクが付いています。売りはこのマイクで、無指向性と指向性マイクが2セット、外付けマイクがキャノンプラグで付けられ、6チャンネルで同時録音が可能なことです。ということは、外付けにガンマイクを付けて内蔵マイクで風景音を録ることができます。
 サイズが大きいので、誤操作がないような造りになっていて使いやすそうです。操作の一部はタッチパネルで操作します。サンプリング周波数は96kHz/24bitまで。価格は、5万円以下。ソニーのPCM-D50が対抗馬といったところでしょうか。
 ただ、電池の持ち、タイマー録音の有無はわかりませんでした。
 メーカーサイトは、下記のURLで。
 http://www.roland.co.jp/products/jp/R-26/
 Tさん、いつも情報ありがとうございます。

2011年9月12日 (月)

高品位録音の実験-検証と方向性

 先月、96kHz/24bitで録音し録音機により音の違いがでるか実験いたしました。『高品位録音の実験-六義園』です。記事にしようと何度か試みたのですが、検証が難しくそのままになっておりました。というのは、音をブログにアップするためには、mp3に変換しなくてはなりません。圧縮された音源では、せっかくの高品位で録音した意味がないと思い躊躇いたしました。また、聞いてみるとマイクの特性、指向性の有無のほうが大きく影響しており、高品位録音による音の厚みとか奥行きを聞き取ることはなかなか難しいのです。
 そのため、スペクトル表示をしてどこまで高音を捕らえているかを判断しようと思いました。しかし、前回の記事でも書いたように録音ボリュームを均一にすることは、難しく公平に比較することが難しいことがわかりました。そのため、録音した音源をソフトでピークを-6dbに調整をして表示するという苦肉の作となりました。
 まず、基礎データです。
 日時:8月18日午前10時
 場所:東京都文京区六義園
 対象機種:ソニー PCM-D1、PCM-D50、PCM-D10
      YAMAHA W24、C24
      OLYMPUS LS-7
 音源:ミンミンゼミと主にツクツクボウシ、アブラゼミ。
 方法:同時に録音したほぼ同じ部分を、30秒ピックアップいたしました。それをフェードイン、フェードアウトしただけです。低音ノイズの軽減、ノイズリダクションなどはしておりません。
PCM-D1

PCM-D50

PCM-M10

W24

C24

LS-7


  印象としては、やはりPCM-D1が音がシャープというかクリアに聞こえます。指向性がいちばん強い印象です。それに対し、無指向性をうたっているPCM-M10とLS-7は、「ゴーッ」というグランドノイズが大きく聞こえます。YAMAHAはこの中間です。このあたりで、96kHz/24bitで録音といよりマイク特性の違いのほうが大きく感じた理由です。
 次にスペクトル表示で比較してみました。実際は、ステレオで録音していますが、わかりやすいようにモノラルで表示いたしました。左右が30秒、天地が48,000Hzです。
PCM-D1
Semid1

PCM-D50
Semid50

PCM-M10
Semid10

W24
Semiw24

C24
Semic24

LS-7

Semils7


 いちばん高い音まで捕らえていたのは、なんとC24でした。ミンミンゼミの倍音が約32,000Hzでうっすらと見えます。音の本体が上まで見えるのはD50で、約30,000Hz、D1もほぼ同じですが、D50のほうが上まであるようにみえますがコントラストが不明瞭です。どちらかというとD1は、すっぱりと音がなくなっている感じです。その反対がW24で、表示できる全体にうっすらと音があります。そして、LS-7も30,000Hz近くまで、音が伸びています。
 いずれにしても、48kHz/16bitでの録音は24,000Hzまでしかとらえることができません。しかし、いずれの録音機でも96kHz/24bitで録音することで、それ以上の高い音までとらえることができました。セミのみならず野鳥の声でも96kHz/24bitで録音することで、30,000Hzまで分析が可能となります。ただし、このような高音は聞くことはできませんので、ソフトを使っての分析となります。鳴き声の音域が高音で倍音がさらに高い音域まである鳥の声の分析には、96kHz/24bitでの録音は有効なものだと思います。
 皆さまも高品位での録音をお試しください。いろいろな発見があるかも知れません。

2011年9月11日 (日)

残暑の水元公園-足立自然にふれあう会

 去年の今頃は、暑くってどこも行く気が起きずじっとしていました。今年は、例年並みの暑さと言い聞かせ、今日は足立自然にふれあう会の水元公園の観察会に参加しました。
 水元公園は、セミの声がにぎやか。また、午前中は涼しいこともあって人出も多くにぎやかです。ただ、遠くで鳴っていたカミナリがだんだん近くなってきました。とにかく避難できる建物の近くまで行っていようと、早歩きの観察会となりました。
 この季節がですから鳥は少なめ。しかし、昆虫の季節の最盛期、いろいろな虫たちに出会いました。写真、水辺の杭にとまっていたのはウチワヤンマ。以前、六義園で1匹見つけて以来、久しぶりので出会いです。
Utiwatonbo

  会員の何人かが水元公園をホームグラウンドにしています。そのため、鳥ばかりではなく昆虫や植物の観察場所をピンポイントで知っているので、見所を見逃すことはありません。ゴキヅルの奇妙な形の実など、私にはみつけられませんね。また、会長のM沢さんが昆虫に詳しいので見つけては名前ばかりではなく、いろいろ教えてもらいました。おかげで、ハラビロカマキリは背中に白い斑点が2つあること、クダマキモドキとハチとの関係などを知ることができました。
 毎度、家族ぐるみでお世話になり、ありがとうございました。

2011年9月10日 (土)

オガワコマドリの小川さんの話を聞く

 山階鳥類研究所のH岡さんから小川三紀(1876 ~1908)についての講演会があると教えていただきました。小川三紀は”みのり”と読みます。小川は、オガワコマドリのオガワなのです。日本の鳥学の黎明期を支えた一人、わずか32才でこの世を去った方ですが、その業績は偉大です。
 以前、小川三紀について調べたことがありますが、『野鳥』誌はもとより『鳥』もない時代。唯一の手がかりは『動物学雑誌』というたいへん資料の希薄な時代のため苦労をいたしました。それでも、日本で最初の日本産鳥類リストを単行本として発行し、当時の日光の貴重な記録を残していることが解りました。
 本日は、千葉県我孫子市にある鳥の博物館にて、山階鳥類研究所の鶴見みや古さんによる講演です。ミニトークとされていますが、内容は重く濃いものでした。
Turumimiyako

  小川家は静岡藩の藩医をつとめた家柄、医学系から生物系への転向はうなずけます。また、鶴見さんによると鳥の素晴らしいスケッチが残っていたので調べたらS.Ogawaのサインがあるのを見つけました。どうやら、これは兄の三知のサイン。兄の三知は著名なステンドグラス作家として名を残しており、絵心のあった兄が弟の仕事を手伝ったことが解りました。このように少ない資料から推理して解明していく作業は、わくわくさせられます。
 ちなみに、三紀のリストにはオガワコマドリの名前はありません。彼が死んでから8年経った1916年、黒田長禮は小川の採集した標本の中から日本で記録されたことのないこの鳥を発見します。この剥製には、明治39(1906)年12月9日に駿河國安倍郡麻機村(現在の静岡県静岡市)にて採集、小川のメモには「何属か?」と付記されているだけでした。黒田は、自身のコレクションの中から北京で採集した標本と比較して、この鳥をErithacus cyaneculus(現在は、Luscinia svecica)の雌と同定し、採集者であり先輩でもある小川に敬意を表しオガワコマドリと命名したことになります。
  いずれにしても、小川のような先人の苦労があって今の鳥学があります。この流れを知ることで今が解り、これからの展開も考えることができるのではないでしょうか。
 山階鳥類研究所の小川三紀資料のURLです。
 http://www.yamashina.or.jp/hp/hyohon_tosho/ogawa_minori/m_index.html

2011年9月 9日 (金)

スワロフスキーCLに触ってきました

 銀座に買い物に行ったついでにスワロフスキーのショールームへ。以前から気になっていた双眼鏡の新機種CLシリーズを触ってきました。どちらかというとこちらの方がメインで買い物はついでかも。
 さて、CLシリーズは以前から定評のあるELシリーズを踏襲する安価で軽量小型の機種です。軽くなり、より小型、そして安くなったというのですから気になります。
 T本さんにガラスケースに入っているCLシリーズを出してもらって、触らせてもらいました。いつも新製品の双眼鏡を手にするときは、どきどきわくわくいたします。
 さてCLは、デザイン的にはELを踏襲していますが、左右の胴鏡をつなぐアームの前の部分がありません。その分、スマートに見えます。実際、見た目はELより小型。手にすると軽量なのが解ります。重さで110g、長さで1cm短くなっています。値段も8×30で225,750円から110,250円と約半額となりました。
 これで、見え味も半分になっていたらがっかりですが、試してみるとそう変わらないことがわかりました。8×32でELとCLで比べますと、ちょっと目には違いはわかりません。しいて暗いところを探して見ると、たしかにELのほうがコントラストがはっきりしていることがわかります。といって、CLでは見えないという訳ではありません。他の双眼鏡だったらたぶんかなり厳しい条件の光景でも、くっきりと見えると思います。きっと、EL見ずしてCLを最初に目にしたら目からウロコが落ちた感じに見えることでしょう。少なくとも、値段で半分になったとはいえ機能が半分にはなっていません。
 いずれにしても、カメラや録音機など機材を多く持つバードウォッチャーにとっては、この小型軽量はありがたい機能です。
 スワロフスキーのURL。
  http://www.swaro-optik.jp/product/binoculars/cl/
 写真は、3色あるボディを並べて撮りました。左からブラック、グリーン、サンドカラー。ブラックは、10×32ですが、大きさ重さはほとんど変わりはありません。
Swarocl_2

2011年9月 8日 (木)

気持ちの良い日-葛西臨海公園でクマゼミ

 こんな良い天気の日に家にいるわけには行きません。といっても三番瀬は立ち入り禁止、ということで葛西臨海公園鳥類園に行きました。
 思いの他、日差しが強く暑い。しかし、海からの風は涼しくさわやかです。とくに、ウォッチングセンターの2階に上るとかなり涼しくなりました。ちょうど、干潮の時間で沖の干潟に鳥の影が見え、近くの水辺には鳥影は少なめです。そのため、内陸の湿地ではセイタカシギ、アオアシシギ、トウネン、イソシギがいて、アオサギ、ダイサギ、コサギ、チュウサギなどの姿が目立ちます。海風に当たっていると、悲鳴のようなアオアシシギの声、見回すとオオタカの幼鳥出現です。さきほどからカイツブリが警戒の声を上げ、浅い水面にもかかわらず潜水を繰り返していたので気にはしていたのです。やはり猛禽がいたのでした。
 ところで、今日の葛西で気がついたのはクマゼミが随所で鳴いていたことです。多くはありませんが、あちこちで鳴いていました。管理事務所の横で鳴いていたクマゼミをYAMAHAのW24で録音してみました。低音ノイズを軽減して、mp3に変換してアップしておきます。



 この間、入手した『日本産セミ科図鑑』によれば、クマゼミの本来の東限は「神奈川県の平塚市西部」、代々木公園のものは「広島から樹木を植栽したことによる人為的移入とされている」と書かれています。この葛西も近年、造成されて公園です。こちらも関西の造園業者が活躍したためなのでしょうか。

2011年9月 7日 (水)

『朝の小鳥』10月分収録-秋の歌声

 今日は、浜松町の文化放送にて『朝の小鳥』10月分放送のスタジオ収録でした。
 野鳥録音して気がついたことの一つに、野鳥たちは秋もけっこうさえずっていることです。ホオジロ、シジュウカラ、セグロセキレイは多いですね。少ないのは、ウグイスで聞いて録音できたのは1回のみです。しかし、それ以外にも野鳥たちのさえずりを聞くことがあります。秋にさえずる野鳥の多くは、一年中同じ所にいる留鳥で冬にかけてのなわばりを守るためだと思います。そんな、野鳥たちの秋のさえずりを番組で紹介します。春と遜色のない声量と節回しの鳥もいれば、違う鳥もいます。最後に取り上げたヒバリは、春のさえずりに比べると力強さにかけるように思いました。
 10月の放送予定です。
 10月2日 イソヒヨドリ
   9日 コゲラ
   16日  モズ
   23日 セグロセキレイ
   30日  ヒバリ

2011年9月 6日 (火)

『東京のかくれんぼ』に出演

 今まで雑誌の取材を受けたことは何度もありますが、Webの記事というか番組はあまりありません。気楽に引き受けたら4名もの方が来てびっくりしました。段取りを仕切った方、インタビュー担当、カメラマン、そして音声さんです。雑誌ならば、編集者が一人で来て写真の撮って終わり、良くてカメラマンを連れてきます。このWeb記事の場合、音も流せるので音声さんも同行していました。
 記事は、東京メトロが運営しているWebサイト内の『東京のかくれんぼ』というコーナー。東京メトロですから、地下鉄の駅の近くにあるお店などを取材しています。ですから、私は南北線駒込駅の六義園でバードウォッチングをしているオジさんという役回りです。下記のURLで、見て聞くことができますのでアクセスしてください。
 ちなみに、音声さんはソニーのPCM-D50を持参、これにソニーの ECMMS907を外付けして録音していました。
TOKYO WONDERGROUNDのURL。
 http://www.tokyo-wonderground.jp/index.html
『東京のかくれんぼ』の私のコーナーのURL。
 http://www.tokyo-wonderground.jp/listen/tokyo/20110905/

2011年9月 5日 (月)

『野鳥の父・中西悟堂と善福寺池』展のお知らせ

 中西悟堂は日本野鳥の会の創始者の一人、「野の鳥は野に」のスローガンの元、野鳥の魅力を伝え続けてきました。私がこの世界に入ったきっかけは、中学生の時に悟堂の『定本野鳥記』を読んだことから。いわば、私の人生を変えた人物だけに興味があります。私以上に、悟堂に魅力を感じ追いかけをしているのが元日本野鳥の会東京支部長の西村眞一さんです。いわば彼のプロデュースによる展示会、そして彼の講演会がありますので、ご紹介いたします。
 展示会では悟堂にまつわる品々や善福寺池の戦前の地図・版画、野鳥の写真などが公開されます。昨年9月に開催された『中西悟堂と善福寺』展から、さらに新資料を加え、バージョンアップした展示内容となっているそうです。また、西村眞一氏による、善福寺池で長年撮影した野鳥写真の展示もあります。
タイトル:『野鳥の父・中西悟堂と善福寺池』
期間:2011年9月10日~12月11日9:00~17:00
   月曜日休館、9月中は節電のため火曜日も休館、但し9月19日(月)は開館し、20日(火)21日(水)は休館、第3木曜日休館
主催:杉並区立郷土博物館分館展が開催されます。
場所:杉並区立郷土博物館分館西棟2階展示室(無料)
   東京都杉並区天沼3-23-1 (天沼弁天池公園内)
詳細は、杉並区立郷土博物館HPのURLへ。
http://www2.city.suginami.tokyo.jp/histmus/event/index.asp?event=15172

■講演会「中西悟堂と善福寺池」
 日時:2011年9月18日(日)、11月6日(日) 13:30~15:00
  ※各回ともに先着30名、13:00より整理券配布 
 会場:杉並区立郷土博物館分館東棟1階
 講師:西村眞一氏(前日本野鳥の会理事・中西悟堂研究家)
 お問い合わせ:杉並区立郷土博物館分館
 電話03-5347-9801

2011年9月 4日 (日)

仕事の傾向-講演依頼が多い

  本日は、流山市にてNPOさとやま主催のカラスについての講演会でした。
 カラス被害をあまり聞かない流山市での講演でしたので、どれだけ人が集まるか不安でした。しかし、スタッフを入れて30名以上の参加者があり見た目、用意された部屋が埋まりました。2時間にわたる講演でしたが、皆さん熱心にお聞きいただきましたので、私も講演に身が入り大汗をかいてしまいました。
 ところで、このところ講演依頼が多いのです。野外指導を含めれば、年内だけでもあと9件をこなさなくてはなりません。これ以外にも打診が2件あるのです。その反面、原稿依頼が少ないというかまったくありません。2件の連載だけです。ここ数年、この傾向が顕著になってきました。
 以前も書きましたように、私に”しゃべるな、書くな”というのは拷問に等しいことです。ですから、講演依頼があることはうれしいことです。とくに、今日のような少人数の講演会では、反応がリアルタイムで解りますので、とても勉強になります。しかし、原稿依頼がないのは寂しい限りです。そのうっぷんを拙ブログではらしていることになりますので皆さまには、これからもお付き合いいただければと思います。
 次は、地元としま未来文化財団の依頼による自然観察会を行います。
 日時:20011年10月28日・11月11日(金曜)午前9時~12時
 参加費:1,200円
 定員:20名
 内容:自然とのつきあい方を科学的に説明し、環境の大切さを学びながら秋のバードウォッチングを楽しみます。六義園と葛西臨海公園に行く予定です。また、雨の場合はJR駒込駅そばのとしま未来文化財団にて講演会といたします。
 詳しくは、としま未来文化財団のURL。
http://www.toshima-mirai.jp/course/college.html
 PDF版のURL。
http://www.city.toshima.lg.jp/dbps_data/_material_/localhost/010seisakukeiei/050koho/news/H23nendo/20110825/20110825_08.pdf

2011年9月 2日 (金)

『日本産セミ科図鑑』購入

 神保町を通るルートになるとつい鳥海書房に寄ってしまいます。
 この前は、レジの前に『バッタ・コオロギ・キリギリス生態図鑑』があって、つい買ってしまいましたが、今日はまるで私が来るのを見越したように『日本産セミ科図鑑』が置いてありました。もちろん購入。
 この図鑑の凄いのは、全種の鳴き声が収録されたCDが付いていることです。また、すべての種類の音声波形、周波数分布、パルスが図示されています。セミのような生き物は、鳴き声による識別が重要なはずで、鳴き声についての要素が解説されていることは当然といえば当然、今までなかったのが不思議なくらいです。このように、鳴き声が当たり前に記録され解説されるようになったのも、メモリー録音機の普及のおかげだと思います。さらに、この図鑑でセミの鳴き声が充実しているのは、税所康正さんが関わっているからです。税所さんは拙サイトにも来訪していただいたことがあり、いろいろ教えていただきました。そのような方が関わったこだわりの図鑑と言えます。
  これであとカエルが出れば、鳴く生き物の図鑑が揃うことになりますね。

Semizukan

『日本産セミ科図鑑 』
林 正美 (著), 税所 康正 (著)
価格: ¥ 4,830 通常配送無料 詳細 
大型本: 221ページ
出版社: 誠文堂新光社 (2011/02)
ISBN-10: 4416811144
ISBN-13: 978-4416811146
発売日: 2011/02
商品の寸法: 26 x 19.2 x 2 cm

アマゾンのURLです。
http://www.amazon.co.jp/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E7%94%A3%E3%82%BB%E3%83%9F%E7%A7%91%E5%9B%B3%E9%91%91-%E6%9E%97-%E6%AD%A3%E7%BE%8E/dp/4416811144/ref=pd_sim_b_2

2011年9月 1日 (木)

ゴム長靴への思い-バードウォッチング長靴

 1970年代のバードウォッチングにはゴム長靴が必需品でした。それも、膝まである長い長靴を履いていました。この長靴がなくては、当時の東京湾のシギやチドリの調査はできませんでした。とにかく、どろどろの埋め立て地を歩くのですから、なくてはなりません。そして、そのまま軽井沢の山の中でも使いました。当時、登山靴やワークブーツは高嶺の花、それらに比べれば長靴はとても安かったのです。それでも、良く歩いたので1.2年で底がつるつるになり、かえって滑って危ないときもありました。それに、私のように足の短い者が履くと、よけい足が短く見えるのがこまりものでしたが、背に腹は替えられません。何足、はきつぶしたことでしょう。当時は長いタイプのものはなかなかなくて、築地の靴屋にあるとか渋谷東急本店の横の路地を入ったところにある靴屋にあるという情報をたよりに探したものです。
 ところで、家の近所に「仄仄(ほのぼの)」というインテリアから靴、鞄などを扱っているお店があります。ちょっとオジさんは入りにくいお店なのですが、外から見えるところに日本野鳥の会のバードウォッチング長靴が置いてあるのを発見しました。日本野鳥の会の扱う商品のなかで今、もっとも売れている商品です。それが、我が家から数10mしか離れていないお店にまであるのを見つけたときは、ちょっと感動いたしました。

Wbsjboot

 この長靴の売りは、小さくたためることです。たとえば、三番瀬に行ったときは履いていったスニーカーをこの長靴に付いている袋に入れようとしたら入らないのです。それくらいコンパクトにたたむことができます。いちばん、良かったのは沖縄での録音行のときです。夜、フクロウ類の声を録るためには暗い林道を歩かなくてはなりません。リュウキュウコノハズクのいるようなところはカエルの声もにぎやかです。ということは、ハブも多いところですが、スーツケースの片隅に入れることができたこの長靴のおかげで、心置きなく歩くことができました。このところ、日光ではヤマビルが多くなりました。口を閉めることのできるこの長靴がこれからも威力を発揮することでしょう。
 お店の方にうかがったら、日本野鳥の会から直接仕入れているとのこと。日本野鳥の会が全国展開をしたのではありませんでした。幸いにして売れ行きは上々。遠くから買いに来る方もいるとか。
 このバードウォッチング長靴を買うコツは、ワンサイズ上を買うことです。私の足は小さなほうですがLがちょうどよいサイズとなります。これで、短い足が長く見えれば言うことはないのですが・・・
 仄仄さんのURLです。お近くのバードウォッチャーの方、ぜひ一足お買い求めください。
 http://honobono-omise.com/

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