イオウイロハシリグモとオニグモ-六義園
晩夏の六義園はクモ巣のだらけ。いちばん多いのはジョロウグモ、あちこちに大きな網を張っています。真夏は、小さかった身体が晩夏を迎え最大級の大きさになってきました。
昨日今日と、ジョウロウグモ以外の大きなクモに出会いました。
六義園の北側に"ささかにの道"があります。まるでクモの巣のように細い道と言うことでの命名です。クモに縁のあるところで見つけたのは、大きなクモです。写真を撮ろうと近づくと、わっと飛びかかってきました。思わず後ずさりをして撮ったのですが名前はわかりません。
クモで困ったときは、北海道在住の松田まゆみさんに躊躇なくお聞きします。写真を添付したメールを出したら、その日のうちにご返事をいただきました。クモの名前は、イオウイロハシリグモ、初めて聞く名前です。たしかに、黄色っぽい体色をしていました。
「クモ 大きい 茶 9月 公園」などのキーワードを交互に入れ替えて、検索したところ、イオウイロハシリグモに行き着いてはいたのですが、ハリシグモの名前から網を張らないと思っていました。ところが、このクモはまゆみさんによれば「卵のうは口器につけて持ち歩くのですが、ふ化が近づくと不規則な網を張ってそこに卵のうを付け、子グモが孵って分散するまで保護します」とのこと。巣にいた理由がわかりました。まゆみさん、重ねてお礼申し上げます。
今日は、千鳥橋の近くでこれまた大きなクモを発見。写真は、トンボととらえています。トンボの羽からこのクモの大きさを判断してください。
今度は、「クモ 大きい 黒い」などのキーワードでオニグモに行き着きました。名前のとおり立派なクモです。今度は、まゆみさんのお手をわずらわせることなく名前がわかりました。
このように六義園にクモが多いのは、食べ物となる昆虫が多いからにほかなりません。クモのようすを見れば、森の豊さがわかります。
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