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2011年9月 1日 (木)

ゴム長靴への思い-バードウォッチング長靴

 1970年代のバードウォッチングにはゴム長靴が必需品でした。それも、膝まである長い長靴を履いていました。この長靴がなくては、当時の東京湾のシギやチドリの調査はできませんでした。とにかく、どろどろの埋め立て地を歩くのですから、なくてはなりません。そして、そのまま軽井沢の山の中でも使いました。当時、登山靴やワークブーツは高嶺の花、それらに比べれば長靴はとても安かったのです。それでも、良く歩いたので1.2年で底がつるつるになり、かえって滑って危ないときもありました。それに、私のように足の短い者が履くと、よけい足が短く見えるのがこまりものでしたが、背に腹は替えられません。何足、はきつぶしたことでしょう。当時は長いタイプのものはなかなかなくて、築地の靴屋にあるとか渋谷東急本店の横の路地を入ったところにある靴屋にあるという情報をたよりに探したものです。
 ところで、家の近所に「仄仄(ほのぼの)」というインテリアから靴、鞄などを扱っているお店があります。ちょっとオジさんは入りにくいお店なのですが、外から見えるところに日本野鳥の会のバードウォッチング長靴が置いてあるのを発見しました。日本野鳥の会の扱う商品のなかで今、もっとも売れている商品です。それが、我が家から数10mしか離れていないお店にまであるのを見つけたときは、ちょっと感動いたしました。

Wbsjboot

 この長靴の売りは、小さくたためることです。たとえば、三番瀬に行ったときは履いていったスニーカーをこの長靴に付いている袋に入れようとしたら入らないのです。それくらいコンパクトにたたむことができます。いちばん、良かったのは沖縄での録音行のときです。夜、フクロウ類の声を録るためには暗い林道を歩かなくてはなりません。リュウキュウコノハズクのいるようなところはカエルの声もにぎやかです。ということは、ハブも多いところですが、スーツケースの片隅に入れることができたこの長靴のおかげで、心置きなく歩くことができました。このところ、日光ではヤマビルが多くなりました。口を閉めることのできるこの長靴がこれからも威力を発揮することでしょう。
 お店の方にうかがったら、日本野鳥の会から直接仕入れているとのこと。日本野鳥の会が全国展開をしたのではありませんでした。幸いにして売れ行きは上々。遠くから買いに来る方もいるとか。
 このバードウォッチング長靴を買うコツは、ワンサイズ上を買うことです。私の足は小さなほうですがLがちょうどよいサイズとなります。これで、短い足が長く見えれば言うことはないのですが・・・
 仄仄さんのURLです。お近くのバードウォッチャーの方、ぜひ一足お買い求めください。
 http://honobono-omise.com/

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