台風一過-六義園
昨日は久しぶりの東京直撃の台風でした。それも夜の来襲です。私の子供の頃、住んでいた板橋区では良く水害に遭いました。昨日のパターンだと、屋根裏に布団を上げ、畳などを机の上に積み、じっと息を潜めて台風が去るのを待ったものです。そして、楽しみはお袋が作ってくれるおにぎりだったことを思い出しました。
今日は、六義園の台風被害の様子を見に行きました。台風一過の青空のもと、日本庭園がいちだんときれいです。
職員の出勤は午前8時頃なのですが、7時頃から人の気配がします。聞いたら、昨日は泊まりとのこと。朝早くから園内の後片付けをしていたそうです。いつものコースを歩くと、大きな枝が4,5本折れ、木が1本倒れていました。今まで30年近く六義園を見てきましたが、これでもいちばん大きな被害です。凄いのは、地面を敷き詰めたように落ちている葉、そして実です。
目に付くのは、ムク、エノキ、ミズキの実です。イチョウの近くではギンナンが大量に落ちていました。台風のあと、リンゴなどの果実の被害が伝えられます。今年の収穫量は、例年の○割になったとか報じられます。考えてみれば、木の実がこうして落ちてしまうことは、これから来る冬鳥たちの食べ物がなくってしまうことになります。彼らにとっての収穫量の減少が命に関わるほどでなければ良いのですが。
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