ジャパンバードフェステバル初日-EDG85-VR&EV-3
本日からジャパンバードフェステバルが開催というのに天気予報は最悪。数年前、大雨で会場が沼のようになりましたが、その再来かと懸念されました。しかし、予報は大外れ。家を出るときからもう雨は止み、昼頃には日差しも出て帰りは暑いくらいでした。予報が外れて喜んだのは久しぶりです。おかげで、バードカービングの会場は人で埋まり、そのなかでのコンクールの審査はとても神経を使いました。
外の企業などのテントも人だかりができて盛況でした。今回、楽しみにしていたのはニコンの防振機能のついたフィールドスコープEDG85“VR”です。ネットの情報を得ていたのですが、この手のものは実際に覗いてみないとなんとも言えません。今まで防振機能付きの双眼鏡はありましたが、望遠鏡は新登場です。
ニコンのブースに行くと開発に当たったI根さんがいらして、さっそく覗かせてもらいました。スイッチを入れるとピタッと風景が止まります。これは凄い、かなり期待できそうです。昔、東京湾の干潟で強風の中、数千羽のハマシギの数を数えて吐きそうになったことがありますが、これならばかなりの悪条件でも大丈夫そう。ということは、正確なデータも得られることになります。防振機能が付いた分、重くなっていますが、防振機能のおかげで三脚も小型でも良いことになります。その結果「総体では同じくらいの重さになるのでは」というのがI根さんの弁。また、防振機能はニコン独自のもので小型軽量が売りだそうです。今後、小型の望遠鏡にも付いて手持ちで高倍率が得られるようになるかもしれません。ライフルの台尻のようなものに望遠鏡を付けて手持ちで見られるようになると、格好良いと思いますがいかがでしょう。
思いがけず以前、当ブログで取り上げたSONYのデジタル双眼鏡DEV-3もブースを出していました。DEV-3に触れられるとは思ってみなかっただけにうれしい限りです。このような機会が得られる当イベントに感謝です。このブースは、かなりの人だかりができていて順番がまわってこないほどの盛況。皆さん、新しもん好きですね。
DEV-3は、手に取ると大きさのわりには軽い印象です。私の小さな手にはあまりますが、これも防振機能で視野の安定感は普通の双眼鏡を見ているのと変わりません。視野は、生ではなく液晶です。思わず、画面の横に見ている鳥の名前が出てくれるのではないかと思うような画像です。いわば、デジタルカメラのファインダーを覗いている感じです。そして、カメラと同じようにオートでピントが合ってくれます。ズームもスムーズ、凄いのは1cmでもピントが合うということで、足元でもピタリとピントが合いました。デジタルならではの機能です。未来を描いた映画のなかに出てくる双眼鏡という感じです。
ただ、録音録画できるのですが、防風のためにジャマーを付けられる構造になっていません。このあたり、まだ野外仕様がこなれていない印象を受けました。いずれにしても今後、広がりを見せてくれる新分野の登場、これからどのように展開して行くのか期待いたします。
明日は、アビスタ会場で江戸家猫八師匠とトークショー。ご用とお急ぎない方、ぜひお立ち寄りください。
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