ハシブトガラスの秋の巣作り
昨日は、”スワロフスキー野鳥ステップアップ塾”で「江戸の自然と野鳥」の話をいたしました。会場というか教室はフラダンスのスタジオ、一面には鏡が貼ってあります。そのため、教室は倍の大きさ、受講者も倍に見えました。いずれしても皆さん、熱心に聞いていただき、話しがいのある教室でした。
さて今日、六義園を歩いていると白い針金ハンガーが落ちているのを見つけました。
先日も、この場所からいちばん離れた園内にも同じような白い針金ハンガーが落ちているのを見つけています。いずれもいつも歩く道なので、今年の春のものが残っていたとは考えられません。また、今日の場所は今春、巣のあった場所から離れていますので、巣落としをした残りでもありません。ごく最近、ハシブトガラスが巣材として、運んできて落とした可能性がとても高いと思います。
どうもこのシーズン、巣作りをするハシブトガラスがいるようです。一昨年(2009年)10月3日には、2羽のハシブトガラスが巣材を外装が整うくらい積み上げているの見ていますし、写真も撮りました。この巣は、園内の中央部に当たるので、針金ハンガーは使っていませんでした。針金ハンガーを巣材に使うのは、マンションや住宅に近い塀際のなわばりを持つものです。ということは、今日巣材を落としたハシブトガラスは、一作年に巣作りをした夫婦とは別のなわばりを持つものと考えられます。
今のところ巣を見つけていません。しかし、ハシブトガラスが秋の巣作りをすることは間違いないようです。先日のシジュウカラの秋のさえずりに引き続き、ハシブトガラスの秋の巣作りの意味はいったいなんなのでしょう。
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