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2011年11月16日 (水)

『朝の小鳥』12月分スタジオ収録-海外での野鳥録音

 今日の午後は文化放送にて『朝の小鳥』12月放送分のスタジオ収録でした。
 12月は、日本の小鳥たちは静かなので南半球で夏のオーストラリアの野鳥たちです。3年前に行ったケアンズとキングフィッシャーパークで取材した音源です。なにしろ鳥が多かったので、あと3年くらいは持ちそうです。
 このとき録音した中には良い声で鳴いている鳥がいても、名前がわからなくて使えないという音源がたくさんあります。ガイドにあとで聞けば良いやと思っていたのですが、私がわからない声はやはりわからないのでした。また、旅行中に地元にいる鳥が入っているというCDを買ってあとで調べれば良いと思ったのです。しかし、似たような声で鳴く種類が多く確定することができません。たとえば、ミツスイの仲間はなんと多いことか。そして、皆同じよう系統の声で鳴いています。
 最近では、ネット上にも声をアップしているサイトがあるので、これもたよりにしました。しかし、短い上に音質も問題もあって、これもなかなかぴったりと一致するものがないのが悩みです。
 蒲谷鶴彦先生の海外で録音された音源を聞いたことがあります。それには鳥の声の後に「大きさヒヨドリ、頭に短い冠羽、顔が白い」などと目立つ特徴を先生が吹き込んでおりました。先生でも海外では名前がわからない、そのため見えた特徴を吹き込んでおくと良いと教わりました。先生は「それでもわからないものは、わからなかった」とおっしゃっておりました。
 海外での野鳥録音は、その場で姿を確認して名前のあたりを付けておかないかぎり、名前を調べることはかなり困難です。後で調べれば何とかなると思わないことです。
  なお、『朝の小鳥』12月放送内容は下記のとおりです。
   2011年12月4日  コキミミミツスイ
         11日  カノコバト
               18日  インドハッカ
         25日  チャイロモズヒタキ

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