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2011年12月28日 (水)

秋葉原から神保町-E村さん、Tさんと歩く

 昨日は、日光からE村さんが仕事で上京。早めに来て、秋葉原から神保町を歩きました。まずは、トモカ電気でバイノーラル録音に使えるパーツはないか、とくに三脚ネジを探しました。しかし、残念ながらE村さんの希望のものは見つからず。逆に、私が求めた三脚ネジのメスは今あるマネキンの頭の下に開いた穴にぴったりでした。穴を樹脂で埋めて接着剤で止めればOKです。これで、三脚への取り付けはほぼクリアできました。
 トモカの後は、共栄へ。E村さんのお目当ては、ライカの双眼鏡トリビーノの8×32。実際に手に取ってみると、スワロフスキーのEL8×32に比べて小型で手にしっくりくる感じは良いですね。ただ、お店の隅の暗いところを見ると、ELのほうがくっきり見えます。クモの巣の糸が、よりわかるのはELのほうでした。皆が持っているEL以外の高級機ということからトリビーノに目を付けたのですが、E村さんの双眼鏡の選択は振り出しに戻りました。また、うれしい悩みがはじまりました。
 共栄でE村さんが見つけたのは、天体望遠鏡のパーツで三脚ネジの受けの部分です。かなり厚くしっかりした作りなので、発泡スチロール製の頭に取り付けても大丈夫そうだと言うことで購入。
 もう一軒のお目当てのホビーズワールドは定休日、前を通り場所を確認していただきました。そのあと、悠久堂、明倫館と自然系の古書店を覗き、神保町の交差点で昼休みに職場を抜け出してきたTさんと合流。ところが、予定した中華料理屋は満員。やっと潜り込んだお店もなかなか美味しかったのでTさんの面目躍如。Tさん、ごちそう様でした。
 その後、鳥海書房へ。「鳥だけではなく昆虫からほ乳類まで自然系の書籍が、これだけそろっているとことは博物館の図書館でもない」とE村さんは感心されていました。私にとっては見慣れた本棚ですが、言われて見れば凄い品揃えです。
 「それでは」と言って店員が見せてくれたのはJohn Gouldのオリジナル本『ニューギニアの鳥』の端本です。端本と言っても、ポスターくらいの大きさの画集と言ったらイメージが伝わるでしょうか。石版刷り手彩色です。とにかく状態が良くて、彩色部分が光って見えます。背革も生きていますので、とても百数十年経っているとは思えない美しさです。シリーズ6冊全部揃えば、億と値の付く本です。ですから、端本とは言え1000万円単位の値が付く品でしょう。鳥海さんには、毎度のことながら目の保養をさせていただきました。
 E村さんは、そのあとお仕事。エキサイティングだった秋葉原、神保町ツアー以上の成果が出たことを祈ります。

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コメント

 個人的なレスで失礼します。まつ様、先日はたいへんありがとうございました。
 電気店のレジ打ちの女性までメイド服になってしまった秋葉原の変貌ぶりはかなりショックでしたが、ラジオデパートが健在だったのにひと安心しました。ご案内いただいた共栄産業では、まつ様も書かれていますように、改めてスワロフスキーのすごさを実感し、またいいパーツを見つけることができ、ダミーヘッド第二号製作の弾みにもなりした。
 神保町の鳥海書房の自然系書籍の充実さには感動してしまいました。とくに、蝶の世界では幻の名著と言われる「高山蝶」(1959田淵行男)も手にとって見られたことは大きな収穫でした。いくら時間があっても足りません。後半の仕事も順調に進み、大手町で飲んで日光に着いたのは23時をまわっていました。
 山奥に住んでいると、つい都会に出るのがおっくうになりますが、やはりたまには良質の刺激を受けることは必要であることを痛感した一日でした。たいへんお世話になりました。

こけこっこ様
 本来のお仕事もその後の打ち上げも順調でよろしゅうございました。
 私は、こけこっこさんのご案内で、日光にてもっと良質の刺激を受けています。

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