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2012年1月27日 (金)

野鳥図鑑用のCDを作る

 このところ、野鳥図鑑のCDの制作に関わっています。トラック数いっぱいの99種を編集して、去年の暮れぎりぎりに納品いたしました。このCDについてOKの返事が昨日やっと来て、ほっとしたところです。
 今回、この仕事でいろいろな課題がありました。私は普段、ソニーPCM-D1ならば録音時間が短いので96kHz/24bitで録音しています。また、YAMAHA W24などで長時間録音をするときは48kHz/16bitです。ですから、CDに焼くためには44.1kHz/16bitに変換しなくてはなりません。ところが、CDに焼くと野鳥の声によっては音が多少、割れてしまうことがあるのです。これは、気にならなければ気にならない程度です。しかし、こだわるとなんとかしたい現象です。
 以前、ナツメ社『日本の野鳥図鑑』の時も同様の問題があったのです。このときは音楽編集ソフトのAudition Ver.3.0で聞くと症状が出て、他のソフトで聞くと大丈夫でした。今回は、Auditionで聞いて大丈夫であっても、CDに焼いた状態で聞くと音割れが気になるのです。CDライターは、業務用のTASCAMのCDR-W4Uを使い、1倍速で焼きます。そのため、最大の4倍速で焼いて見ましたが同じ。次に、コンピュータに内蔵されているDVDも焼けるマルチドライブで低速と高速で焼いて見ましたが、やはり割れる音は割れてしまいます。
 ちなみに割れる鳥の声は、シジュウカラやカヤクグリなどです。共通しているのは、高めの音であり、ひとつ一つの音域が広い鳥です。たとえば、シジュウカラの「ツピー、ツピー」の一つの音は、3,000~7,500Hzまでと4,500Hzも幅があります。こうした音はたいへんデリケートなのです。普通、鳥の声は遠くで鳴いている小さな声も増幅することで、大きな音にして聞ける音にすることができます。同時に周辺のノイズも大きくなりますから、ノイズリダクションをかけたりして加工するわけです。ところが、このような音域の広い声は割れてしまいます。不自然な音になってしまうのです。ですから、音域の広い鳥の声は少しでも近づいて最初から大きな音で録音しなくてはなりません。それだけに、サンプリング周波数の変換やCDに焼くという作業の過程で音が変質してしまうのでしょう。
 CDライターで回避できないということがわかりましたので、次にCDそのものを変えてみました。これまで、焼いていたのはmaxellのCD-R、50枚パックで1枚20円くらいです。そこで、TDKの『超硬』に変えてみました。10枚で1,190円、1枚119円と高めです。ところが、これが正解だったのです。きれいな音になりました。今まで、CD-Rについては、メーカー品で安くければ良いと思っていたのですが、こんなにも違いがあるとは思いませんでした。
 野鳥図鑑は5月発売の予定です。お楽しみに・・・
 

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