初鳥見-芝川
新年明けましておめでとうございます。
今年も野鳥たちとの素晴らしい出会いをお祈りいたします。
暮れから正月は、文庫本6冊になったスティーグ・ラーソンの『ミレニアム1-3』を読もうと準備をしていましたが、なんだか気ぜわしく時が過ぎていき、いまだ手を付けられないでいます。今年も、きっとこんな調子で過ぎていくことでしょう。
今日は、K藤さんと芝川第一調整池で初鳥見です。去年の12月29日にタイマー録音をしかけておいた録音機を回収に行きました。今回は、YAMAHAのW24とOLYMPUSのLS-7の2台を投入。LS-7は、朝夕にタイマーを設定しました。
今日は、その回収です。お昼頃まで風も弱く穏やかな天気。おなじみのチュウヒが舞い飛び、小鳥たちがアシの間を飛び交っていました。今日は、ホオジロ、アオジ、カシラダカ、オオジュリン、もしかしたらシベリアジュリンとホオジロの仲間の日でした。
現在、データをチェック中です。今回は、いろいろな声が入っていて楽しいチェック作業です。まだ、全部は終わっていませんが、たとえばこんな声が入っていました。2011年12月30日午前5時42分頃、W24で録音、かなり加工編集しています。
「nazo111230-0542.mp3」をダウンロード
いったい何なのでしょう。鳥であるとは思いますが、何の仲間かまったく思い浮かびません。小鳥ではない感じはします。この近くにいつもいるのはオオバンですが、こんな可愛い声を出すものでしょうか。
以前、鹿児島県で録音している方から「夕方の有線放送の音につられて、シマクイナが鳴いた」という報告をもらったことがあります。そんなことがあるのかと思っていましたが、今回、夕方の録音に入っていました。有線放送ではなく、どこかの工場のチャイムのようですが、それにつられて2種類の声が聞こえます。2011年12月29日午後4時、LS-7で録音、かなり編集加工しています。
「chimenaso1112291600.mp3」をダウンロード
最初に鳴いているのは、初めて聞いた声です。クイナに近いのですが、確証はありません。細かく連続して鳴いている声は、カイツブリに似ていますが鋭さがありません。カイツブリが「キリキリキリ」と聞こえるのに対し「キュルルルル」と聞こえます。今まで何度か聞き、録音もしている謎の声です。ヒクイナの警戒の声にも似ていますが、シマクイナの可能性もあると思っています。
新年早々、楽しい課題を野鳥たちからもらいました。今年もわくわくすることがたくさんありそうです。
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何時も楽しく読ませてもらっています。
2011.12.30日午前5時42分頃に録音された不明な声は、タヌキのラブコールだと思います。明け方暗い時間帯の、コミミズクのホバリングの観察中にごそごそと草薮から出てきて同じような声を出していました。以前、春に2匹で鳴きあっている声の録音もあります。
投稿: 通りすがり | 2012年1月 4日 (水) 15時50分
通りすがり様
ご教授、ありがとうございます。たしかにタヌキだと思いました。YouTubeには、アップされているタヌキの声を聞くと、そっくりです。
録音機の前を「ガサゴソ」と歩いて行く音も録音されていました。これも歩いて行くタヌキかもしれませんね。
これからもよろしくお願いいたします。
投稿: まつ | 2012年1月 4日 (水) 19時49分