日光でミヤコショウビン発見
週末は、日光野鳥研究会の新年会でした。皆さん、よく飲み、よく食べ、よくしゃべりました。私は、喉が痛いです。
東京からの参加の方は早めに行って、大谷川の河原でバードウォッチングを楽しみました。河原には、ツグミ、カシラダカの群れがいて、冬鳥がいないと言うのはどこの話なのかと思うほど、次から次に野鳥たちに会えました。それに加えて、ハヤブサの獲物をノスリが獲り、それをトビとカラスがさらに奪うという4つ巴の戦いが見られました。さらには、目の前でハイタカがカワラヒワに襲いかかりました。そして、ハイタカがこんなにも美しい鳥であることを見せつけるかのように何回も旋回してくれました。
そして、見つけた珍鳥がこれです。
この河原に入るところにある水道施設に描かれていました。水に関連あるだけに他の側面には普通のカワセミが飛んでいます。しかし、なんで世紀の大珍鳥ミヤコショウビンが描かれているのでしょう。どうやら、美しいカワセミのいうことから図鑑を参考に描いたようです。ミヤコショウビンの唯一の標本は、嘴の鞘が失われて嘴の色が解らないのです。そのため、図鑑によっては、嘴を破線で描いたり白く書いています。このミヤコショウビンもちゃんと嘴にも色が入っていませんね。
« Birder誌の取材を受ける | トップページ | もうさえずっていたキバシリ-日光 »
「観察記録」カテゴリの記事
- 蝉時雨の中のキジバトのさえずり-六義園(2023.08.20)
- ガビチョウに間違えられたキビタキ-六義園(2023.06.04)
- ハシブトガラスの幼鳥^六義園(2023.05.28)
- エゾムシクイの地鳴き-日光(2023.05.27)
- カッコウ、ホトトギス、ご到着-日光(2023.05.26)
まつ様 こんにちは。
タイトルをみて本当?、
写真を見てなるほどと思いました。
私の行くフィールドは、山林という事もあるのでしょうが
今季アトリ・カシラダカは数多く見られますが
マヒワはゼロでツグミは例年より数が少ないです。
大群を作るマヒワが居ないだけでも、
冬鳥の数が少なく感じてしまいます。
ミヤコショウビンは本当に居たのか、やや疑問が残る鳥のようですね。
山階鳥研NEWS2005年7月1日号より↓
http://www.yamashina.or.jp/hp/yomimono/shozomeihin/meihin17.html
投稿: kochan | 2012年1月16日 (月) 11時26分
kochan様
今年もよろしくお願いいたします。
当時の状況からミヤコショウビンはいなかったとしたほうがしっくりしますね。
左の側面には飛んでいるカワセミが描かれています。そして、このくちばしのタッチから、飛んでいるカワセミの絵がある図鑑と言えば『フィールドガイド日本の野鳥』を参考にしたのではと思います。
投稿: まつ | 2012年1月16日 (月) 13時11分