カラス好きに絶好-舎人公園
今日は「足立自然にふれあう会」の自然観察会に参加して舎人公園に。舎人公園は、2回目の来訪です。前回は夏の暑い日でしたが、今回は寒い日でした。
舎人ライナーで舎人公園駅に着くと、すぐに公園です。しかし、鳥たちが騒然としていて公園全体がなんだか落ち着きません。後で出現したオオタカの若鳥のせいだとわかったのですが、最初は不思議な感じでした。
このオオタカはかなり頻繁に出現し、長い間木にとまったりしてくれました。そのため、たえずカラスが騒ぎドバトの群れが右往左往します。ちょうど、カミさんがトイレに行ったときは、オオタカに追われたドバトはトイレに逃げ込んできたほどです。また、半周ほどしただけですが、複数の場所でキジバト、ドバト、ヒヨドリの羽毛が散乱していました。若鳥とはいえ獲物は捕らえ、この公園に居着いているようです。
それだけ、緊張感あふれる公園なのですが、カラスやドバトが多く、池にはカモ類の姿も少なくありません。私が知っている葛西臨海公園や六義園では、猛禽類が出現すると小鳥がいなくなりますが、舎人公園ではオオタカがいてもなお、たくさんの鳥たちがいました。
ところで舎人公園では、ハシブトガラスばかりではなくハシボソガラスもたくさんいました。ハシブトガラスとハシボソガラスの割合は、だいたい6:4の感じ。芝生環境の多い環境を反映しての種類構成だと思います。
面白いのは、ここのハシボソガラスは人との距離が近いのです。私がハシボソガラスに会っているのは、栃木県日光の河原や埼玉県大久保農耕地などです。このような地域では、ハシボソガラスとの距離は遠く、観察するのにはいつも苦労させられます。ところが、舎人公園ではハシブトガラスにつられて人を恐れなくなったのか、とても近くにやってきます。観察会の集団のなかにある木の上(下の写真)で鳴いてくれたり、木道のすぐそばに下りて採餌するなど、まるでハシブトガラスのようです。
いつもはハシブトガラスかハシボソガラスか、遠くて解らないために確認できないことがよくあります。たとえば、やはりハシボソガラスのほうが小さいとか、尾が短めだとか、羽ばたきが浅いという違いを確認することができました。
舎人公園は、家から比較的近いので、これからも再訪してみたいと思います。
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