霜ばしらを食べる
先日の足立自然にふれあう会の舎人公園自然観察会で、霜ばしらが話題になりました。都会では本当に少なくなったというところから、カミさんが植物のシモバシラを高尾山で見てきた話となり、そして「お菓子の霜ばしらがあるのをご存知ですか?」と話題が広がりました。私は、霜ばしらというお菓子は知りませんでした。「それならば」と、N本さんからお菓子の霜ばしらが届きました。
霜ばしらは、宮城県仙台にある老舗のお菓子屋さんの製品でした。霜ばしらだけに冬季限定のお菓子で、このシーズンしか味あうことができない貴重なもの。金属製の缶を開けると、落雁粉のなかにぎっしりと砂糖でできた霜ばしらがつまっていました。写真は、かなり霜ばしらを食べてしまってから撮影しています。それだけに、本物の霜ばしらのように見えませんか。
大きさは3cm×2cmほど、厚さは5mmくらいです。手に取ると今に壊れそうで、霜ばしらそのもののようです。口に入れるとふわっと溶けていきます。これまた霜ばしらを食べたら、こんな感じで溶けていくのではないかという感じです。砂糖でできていますから甘いことは甘いのですが、とても上品な甘さ。いくつでも食べられます。
和菓子は、日本の自然をモチーフにしたものが多くあります。生き物から風景まで、形や色、そして味をイメージさせます。この霜ばしらは、形はとてもリアル、味は霜ばしらをイメージできる繊細な感じがしました。
N本さん、ごちそう様でした。
ご興味のある方のために、メーカーのURLを下記に。
http://tamazawa.jp/body_products_shimobashira.html
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