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2012年2月 8日 (水)

バイノーラル録音の制作

 今日は、バイノーラル録音のための工作をしました。家にはろくな工具や材料がないので、昨日一昨日と池袋の東急ハンズに通いました。隙間を詰めるための紙粘土、穴を開けて削るためのヤスリと工作をするたびに無いものが出てきて、毎日池袋に行くはめになりました。今日は、マジックテープを買いに行きました。
 ダミーヘッドを三脚に付けるための工作は意外と簡単にできました。ちょうどマネキンの下に開いている穴にトモカ電気で買ったカメラ三脚用とマイク用のアダプターが入ります。ちょっと緩かったので奥に紙粘土を詰めアダプターのまわりにガムテープを撒いたらぴったりと入り、固定できました。
 マネキンはマイクの間隔を保つためのものと割り切り、イケメンの顔をそこねないで作ろうというコンセプトです。このダミーヘッドには、すでに月之座さんから松田亭志ん鳥と名前をいただいておりますから、なおさらです。そこで、古くなったヘッドフォーンにマイクを仕込み、そこに耳を付けることにしました。

Makebinral1

 まず、ヘッドフォーンの中身を抜きマイクが通る穴を開けます。先輩のkokekokkoさんによると、ダミーヘッドに人の頭と同じ密度がないと響きが違うとのこと。そのため、kokekokkoさんは頭の中身の発泡スチロールを取り出し、砂を詰めています。マネキンの頭をいじらないため、空になったヘッドフォーンの中に紙粘土を詰めて、振動を抑えることにしました。粘土のマイクの間には、先日買ってきた耐震器具に付いていたスポンジがちょうど良い感じで使えました。耳の穴明けも彫刻刀で簡単にでき、そこからマイクを出すことができました。
 ところが、問題なのは耳をヘッドフォーンに付ける方法です。予定では、マジックテープで付け、取り外し可にしようとしたのです。ところが、テープの粘着面が耳のシリコンと相性が悪く、まったく効かないのです。突き出したマイクによって耳はかろうじて付きますが、いかんせん見た目が悪いのです。耳を付ければどうせ見た目は悪いのですが、なんとか工夫したいと思います。最悪、ネジで留めることになるかもしれません。
 このように、バイノーラル録音の準備に焦り始めたのは、kokekokkoさんがアップした音源を聞いたからです。先週、インフルエンザに罹ったkokekokkoは家でもくもくと音源の整理をしてご自身のサイトにアップされました。皆さんもぜひ聞いてください。また、できる限り良いヘッドフォーンで聞いてください。この録音を聞いたら、皆さんもきっとバイノーラル録音をやりたくなりますよ。目をつぶって聞くと、鳥の鳴いている方向がはっきりとわかるのです。
 http://nikkotoday.com/sounds/
 Newのマークが点滅している種類にバイノーラル録音の音源があります。そのうち、ダミーヘッドのマークの付いた音源のmp3のアイコンをクリックすると聞くことができます。私のとくにお気に入りは、オオルリです。

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コメント

松さま 拙サイトをご紹介くださり、光栄の至りです。
2011年に録音した音がたまる一方だった折、インフルエンザで高熱が出て強制的に職場を休むことになりました。病院で隔離診療の後、処方してくれた薬を飲んだら急激に熱が下がり、もうその後は元気いっぱいになって、今度はたっぷりとある時間をどう有効活用しようかと思っていました。
で、一気に1年分の録音を編集し、ご紹介いただいたサイトにアップできたものです。たまにはこういうのもいいかと。

オオルリはダミーヘッドの真上で鳴いていたため、ちょっとこもったような音になってしまったかとおもいます。私としては、去年の6/12の0:30に奥日光の戦場ヶ原で録音したフクロウがお気に入りです。何羽かのフクロウがさまざまな声で暗闇で饗宴しています。
でも音作りは難しいです。松さまのように自然なノイズ処理をどう進めるかが課題です。

松さまのダミーヘッドにも立派なお名前がついたようですね。私の一作目は「たけし君」、二作目は「あきら君」です。

こけこっこうさんのブログを拝見させていただきましたが、その中の、日光以外の地域の中の不明種で(2011.11.5・・栃木県塩谷町仁沢・・・キキキ・・・と鳴く、警戒音のような声。ホトトギスかムササビかとある声は多分、リスの声と思います、シーズン中には良く聞いていますので。こけこっこうさんとの連絡方法が私にはありませんので松田さまから連絡して上げて下さいませんか。

こけこっこ様
 フクロウももちろん良いです。最高です。それにしても、こけこっこさんのフォールドの素晴らしさ、まだポイントの見つけ方の鼻が効くというか、野生のカンがすごいですね。
 野鳥たちのさえずりのシーズンが待ち遠しですね。 

通りすがり様
 いつもありがとうございます。
 こけこっこさんは、けっこう来訪されていますが、念のために私のほうから一報を入れておきます。
 リスは、アカゲラのような声で鳴いているのを聞いたことはありますが、このような連続した声は聞いたことはありませんでした。通りすがりさんも、ものすごいフィールド経験をお持ちですね。うらやましいです。

通りすがりさま
ご助言をありがとうございます。あれ、リスの鳴き声ですか。日光でも姿はときどき見かけますが、鳴き声は気がつきませんでした。思いもよらぬリスの声が録音できたのならラッキーでした。
松さま、おかげでわからなかった声がまた一つ解決しそうです。夜の戦場ヶ原が予想外に良かったので今年のシーズンは展望台でダミーヘッドとともに一夜を過ごしてみようかと思っています。

こんにちは。
目の障害で、少しの間ネットから離れ久しぶりのお邪魔になります。
拝聴してきました
目をつぶって聞いていると、自分がその場に立っているような臨場感ですね
ダミーヘッド、バイノーラル録音、30年以上前の生録全盛時代に感動し
これから普及していくのかと思っていたのですが、やはりこのような音が聞けるまでの制作過程が大変なのでしょうね。
どれも感動して拝聴していた中で、オオジシギのディスプレイフライトの羽音が広い空間の中で、近くなったり遠くなったりと、凄い臨場感ある見事な音の再現でした。
朝 通勤時間などipodを使ってヘットホンで聞いていると気分爽快ですね。

kochan様
 目のご病気、お見舞い申し上げます。お大事になすってください。
 バイノーラル録音は、基本イヤーフォンやヘッドフォーンで聞くのですからiPodやiPhoneの時代にマッチするのでしょうね。また、工夫次第で音に違いがでる楽しみがあります。kochanさんは、かなり前からおやりになっているようで、それも凄いですね。

kochan様 お聞きいただき、うれしいご感想をいただきありがとうございます。でもおはずかしい話、実は録音機まかせでオオジシギのあの羽音を実際に聞いていないのです。ダミーヘッドを通した声しか知りません。今更ですが今年は夜中に起きてしっかりと自分の耳で聞いてみようと思っています。
私も先日久しぶりに東京に行ったときに地下鉄でイヤフォンでこの音を聞いていましたが、人混みや駅、ビル群などの都会の風景がいつもと違って見えて、なんか新鮮でした。
まつ様がご紹介してくださったおかげで多くの方々に音声を聞いていただけたようでうれしいです。ありがとうございました。

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