思い出のコダックカメラ
アメリカのコダック社が破産したとのニュースには驚きました。
私が最初に手にしたカメラは小学生の時に伯父からもらったコダックのカメラでした。そして、フィルムカメラ時代は、モノクロはトライX、カラーになればエクタクロームやコダクロームと、フィルムでずいぶんお世話になったものです。その会社が無くなるなって、一抹の寂しさを感じます。
最初のカメラを手にしたのは1960年代です。カメラのない家もあった時代ですから、小学生の私が自分のカメラを持つというのは、天にも昇る気持ちになりました。しかし、このカメラは35mmではなくブロニーサイズ。絞りもなければシャッタースピードの設定もありません。ファインダーも枠があるだけで、視写体を捉えているか確認する程度。画面を見て構図を考えるなんてことはできません。それでも、鼻高々で遠足に持って行ったことを覚えています。
このカメラをネットで調べたら、1930~1950年代の「ベビーブロニーカメラ」であることがわかりました。1ドルカメラとして一世風靡した機種でした。当時の1ドルは4~500円、給料が1万数千円の頃ならば、今の1万円近い価格に感じた値段です。かつては、カメラ1台で家が1軒買えた時代もあったのですから、それでもコダックはカメラの価格破壊を行ったことになります。まだ、手元にあったのでご覧ください。
私の最初のフィルムカメラがコダック社製ならば、最初のデジタルカメラもコダック社でした。DC3800という機種です。今はもう手元にありませんので、ネットから拾ってきました。
DC3800は、1999年のモデルで2000年1月から画像データがありますから暮れに買った記録があります。たしか4万円くらいでした。画素数は230万、この数字の凄さに驚いたものです。レンズは33mmの固定焦点で細かい設定はなく、ただシャッターを押せば撮れるというシンプルな機能のカメラでした。簡単という意味では、最初のベビーブロニーカメラと同じですね。
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