雨のなかの自然観察会-丸の内さえずり館
今日は、「丸の内さえずり館」の自然観察会でした。そうです。この雨の中での観察会です。担当者のF沢さんによると「もう10年近くやっているけれど、雨にあったのは2回だけ」とか。3回目に遭遇してしまったことになります。それに加え、去年江戸家猫八師匠と出演したNHKの『ゆうどきネットワーク』の取材もあるとのこと。中止にすることもできず、決行いたしました。
きっと参加者も来ないだろうから、関係者だけでバードウォッチングをしているシーンを撮ってもらえれば良いと思って、現場の馬場先門に行きました。雨は本降りの上、お堀にはキンクロハジロがいるだけです。雨、寒い、鳥がいないという3重苦のなかの自然観察会の開催です。
ところが、集合時間になるとなんと16人の方が集まってくれました。ちょうど、お堀の四阿に入れる人数です。雨宿りをしながらのバードウォッチングですが、雨ならではの「鳥はなぜ雨のなかでも大丈夫なのか」からはじまって、丁寧にじっくりとお話しをすることができました。
ここで、キャスターの出田奈々さんが参加し、双眼鏡の使い方から鳥の見つけ方まで、バードウォッチングの基礎をレクチャーしました。なかなか、カンの良い方であっという間に双眼鏡の視野に鳥を捕らえるコツを覚えてくれました。
幸いなことに、12時を過ぎた頃から雨は小降りになったので皇居前広場のほうへ移動。今年は少ないと言われているツグミが、数羽見られて、例年どおりの数となりました。ここで雨が上がり、今までおとなしくしていた鳥たちが急に活動を始めるという瞬間を体験することができました。なかなかこうした体験はできませんね。
今日取材した「ゆうどきネットワーク」は、3月2日午後4時50分~6時に放送予定です。丸の内の話題のなかの一つとして紹介されます。ですから、さえずり館ネタは数分たらずですが、雨のなかで苦労した取材だけに多くの方にご覧いただければと思います。ただし、事件事故により放送内容が変更になる場合がありますので、あらかじめご了承ください。
« 写真を撮られる-写真集『浦廻』 | トップページ | 『野鳥』誌連載、再開 »
「イベント」カテゴリの記事
- シマアオジを守ろうキャンペーン-日本野鳥の会(2021.03.25)
- 彫刻家 ・ 村田勝四郎と日本野鳥の会-展示会(2020.02.09)
- カワセミのシルバーブローチ(2019.12.25)
- 週末は、日本野鳥の会連携団体全国総会(2019.11.11)
- 好天の ジャパンバードフェステバル(2019.11.02)
「番組・報道」カテゴリの記事
- 『朝の小鳥』スタジオ収録-8月は蔵王(2022.07.06)
- 『朝の小鳥』スタジオ収録-7月は天売島(2022.06.02)
- 『朝の小鳥』スタジオ収録-6月は高尾山(2022.05.07)
- 『朝の小鳥』スタジオ収録-5月は瀬波海岸の鳥(2022.04.11)
- 文化放送に出演予定-ご案内(2022.03.28)
コメント