ツグミが増えたけれど-六義園
今日は月2回行っている六義園の調査の日でしたが、すっかり忘れていました。K藤さんからメールをいただき慌てて駆けつけました。
ウメは木によっては3分咲き。アセビの花も今にも咲きそうです。鳥の方はシジュウカラがさえずり、春らしい気配がそこかしこにありました。そして、「いない、いない」と言われているツグミがたくさんいました。一廻りをして10羽を数えました。前回の調査の2月15日は1羽だったのですから急増したことになります。この10羽は、群れではなく、ほとんどが単独での出現です。ですから、六義園でツグミがいそうな環境ではかならずいるという感じです。
普通、六義園では11月にツグミがやってきます。渡ってきたばかりの頃は数羽から10数羽の群れです。この群れとは、木の多い森の中での出会いが多い傾向にあります。しばらくすると、単独で会うことが多くなります。それに伴い芝生など開けた環境にいるようになります。どうも、食べ物が少なくなると群れを解き、冬のなわばりを持って単独で生活をするようです。
ですから、いきなり単独で生活しはじめるというのは今までにないパターンです。また、ここ数年の傾向として、ツグミとの距離が近いことがあります。芝生のような環境でさえ、数mまで近くにやってきていました。ところが、今日のツグミはいずれも警戒心が強く、近くまでやってくることはありません。どうも毎年、六義園で越冬しているツグミではないような印象があります。
ツグミが増えたものの普段通りでない、何かがあるのかもしれません。
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