禽舎での録音-オオコノハズク
本州のオオコノハズクの声を聞きたいと思っても、なかなか聞く機会がありません。そのため、保護飼育されている個体が鳴けば聞けると思い千葉県市川市にある行徳野鳥観察舎にお願いしておりました。そろそろ季節も春めいて来ましたので、昨日タイマー録音を仕掛けさせていただき、今日回収にうかがいました。ついでに、コミミズクもどう鳴くか聞きたいと思い、コミミズクが入っている禽舎にも置かせていただきました。
深夜0時から午前6時までの6時間を中心に、前日の午後6時から9時までなど、いくつかのパターンで設定してみました。問題は、近くで鳴くので録音ボリュームの設定をどの程度にしたら良いかわからないことです。とりあえず、いつもより3割ほど低く設定しておきました。
昼間は、ドバトが絶えず鳴き、ウミネコが騒ぐ禽舎ですが、深夜はとても静かなことがわかりました。これで、鳴いてくれたらばっちりでしたが、オオコノハズクのさえずりらしい声は残念ながら入っていませんでした。
こちらは、オオコノハズクとアオバズクが入っている禽舎に置いた録音機OLYMPUS LS-7に入ってた声です。ボリュームのアップ、低音ノイズの軽減、ノイズリダクションをかけています。つぶやくような声です。オオコノハズクかアオバズクのどちらの声か、わかりませんがフクロウ類がこんな声も出すのですね。
「Scops-Owl-CLS_70108.mp3」をダウンロード
コミミズクの方は、禽舎を覗いてみると置いた棚の上に録音機がありません。探してみると下に落ちていました。落ちるような置き方はしませんので、コミミズクに怪しい物体と見られて落とされてしまったようです。こちらには、同居しているフクロウらしい「ギャ」という声が入っていましたが、コミミズクのさえずりは入っていませんでした。
また、季節をずらしてチャレンジしてみたいと思います。いずれにしても、スタッフの皆さんにはお世話になりました。お礼申し上げます。
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