夜の干潟-谷津干潟
前から気になっていたのが、夜の干潟のようすです。シギやチドリは、干潟の満ち干によって食べ物を捕っているはずです。ですから、たとえ夜でも干潟が出ていれば活動して鳴き合っているはずです。また、江戸時代のチドリを楽しむ遊山は、夜に行われていました。品川や行徳の海辺の料理屋に夜に赴き、お酒を飲みながらチドリの声を楽しむという、なんとも風流なたのしみです。これも夜なのですから、夜も鳴き合っているはずなのです。
ということで昨夜、谷津干潟に録音機を3台、置いて夜の音を録ってみました。連休のは晴れは今日まで。今夜は一部、雨の予報が出ています。昨夜は、数少ないチャンスでした。谷津干潟自然観察センターのレンジャー・S原さんのご協力と情報をいただき、熟考して録音機を置きました。
とにかく、3台を15時間ほど録音したのですから、凄いデータ量となりました。そのため、ざっと音源を聞きましたが、たしかに夜もにぎやかです。とくに、午前2時から4時頃はとてもにぎやかでした。下掲した音源の一部は、午前2時45分頃のようすです。YAMAHA W24で録音、ボリュームのアップ、低音ノイズの軽減、ノイズリダクションを軽くかけています。
「brog120429_2351.mp3」をダウンロード
ダイゼン、ハマシギ、キアシシギの声がわかると思います。このほかのところでは、チュウシャクシギ、キョウジョシギ、セイタカシギなどが鳴いていました。このにぎやかさは、昼間よりも車の音や電車の音のない分、鳥たちの声が良く聞こえます。
谷津干潟自然観察センターのスタッフの皆さん、そしてS原さん、ご協力ありがとうございました。
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