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2012年4月 6日 (金)

都心でハシボソガラスが巣作り

 3月初旬に、ご近所のカラス仲間のHさんから「もうカラスの巣があり巣ごもりしている」との電話をいただきました。ハシブトガラスの巣作りの最盛期は、お彼岸前後からお花見の今頃です。いくらなんでも早すぎます。場所をうかがうと、サッカーグラントと山手線の近くとのこと。比較的開けた環境からハシボソガラスの可能性があります。また、ハシボソガラスの繁殖は、ハシブトガラスより1ヶ月ほど早いので、よりハシボソガラスの可能性が高いと思いました。
 ただ、ここは私のカラスの営巣調査のエリアであったところです。2000~2004年の5年間、カラスの巣を延べ250巣の見ましたが、すべてハシブトガラスでした。ハシボソガラスはひとつもありません。ですから、ハシボソガラスの巣としたらとても珍しいことになります。
 ばたばたしている内に、あっという間に1ヶ月が経ち、本日やっと確認してまいりました。
 現地に行く途中、2ヶ所でハシブトガラスが巣作り中。今年も盛大に雛を生産しそうです。1組のハシブトガラスは、まだ枝下り行動の最中。巣は作りかけです。ですから、1ヶ月も前に巣作り巣ごもりというのは、とても早いのです。
 Hさんに教えてもらったところに行くと、カラスが1羽飛び立ち、そして一声「ガア」と鳴きました。なんとハシボソガラスです。姿も見ましたが、まちがいありません。2羽がいて、2羽ともハシボソガラスでした(写真)。
Carrioncrowinsugamo

 1970年代には、都心にもハシボソガラスがたくさんいました。明治神宮探鳥会では、どちらもいて、初心者にはどちらのカラスか識別させることがバードウォッチングの第一歩でした。また、当時の餌場であった夢の島にいたのはハシボソガラスの群れでした。それが、ハシボソガラスがいっそうされ、ハシブトガラスばかりになったのは、建物が森林の建ち並び、食べ物のゴミが大量に出されたバブル期以降です。
 今またハシボソガラスが都心への進出を試みているのでしょうか。本来、ハシボソガラスの巣のあるところは、もっと周辺が開けたところです。この巣は、サッカーグラントがあるとは言えハシボソガラスの巣作りの環境としては、まわりがとても混んでいます。食べ物がある限り、ハシボソガラスも臨機応変に順応しているのでしょうか。これが、東京の新しいカラスの傾向となるのでしょうか。相変わらず、カラスからは目を離せませんね。
 Hさん、興味深い情報ありがとうございました。お花見ついでの確認でした。

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