早春のバイノーラル-霧降高原
土曜日にTさんと巡り会って急遽、日光に行くことになりました。2人ともダミーヘッドを使ってのバイノーラル録音をしたくてうずうずしているのです。
ということで、日曜日は久しぶりに早朝録音に出かけました。標高1,400m付近の霧降高原です。到着した午前4時45分は、東の空がかすかに白み始めていました。積雪が1mくらいのところもあり、寒い朝です。録音の準備をしているとフクロウが遠くで鳴いているのが聞こえました。これは、さい先の良い兆候です。
しかし、昨夜に雪が降り路面には1~2cm雪が積もっています。まだ、0度以下の早朝ですからそれほど滑りませんが、これが溶けてくるとかなり滑りそうです。急なカーブ、急な坂道が続く霧降道路、私の運転では心許ないので、凍っているいるうちに下りることことにしました。そのため、録音は放置録音です。
道端にダミーヘッドが2つ置いてあったら、かなり異様な風景です。しかし、雪が積もっているので隠すところがありません。やっと、雪の上に出たササの陰に置いておきました。そして、暖かくなり雪が溶けた頃を見計らった昼近く、回収に行きました。
午後は、Tさんが再生する音を聞いて眠ってしまいました。ということで、やっと本日、音源のチェックしています。まだ、風景的には冬、早春の野鳥たちの密度が低いので、皆遠くで鳴いています。ときどき、マイクの近くで数声鳴いては離れていく様子が録音されていました。アップしたのはコガラの地鳴き。コガラは、右から左に移動しています。遠くでゴジュウカラが鳴いています。バイノーラル録音ですので、ヘッドフォーンかイヤーフォーンでお聞きください。ボリューム調整、低音ノイズの軽減をしています。
「WillowTit-C120401_0457.mp3」をダウンロード
ところで、7時頃に通った車が、バックして戻ってきて一瞬ようすをうかがってまた走り去る様子が録音されていました。どうも、ダミーヘッドを見つけられてしまったようです。アップした音源は、バックして来る所からです。
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