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2012年4月14日 (土)

ご紹介-『名前がわかる野鳥大図鑑』

 真木広造さんの『名前がわかる野鳥大図鑑 』が出版されました。私は、この本に付いているCDの制作をいたしました。
 真木さんは前著『日本の野鳥590』(2000・平凡社)でも、写真はすべてご自身で撮影されたものだけで構成いたしました。今回も同様で、すべて真木さん撮影です。このこだわりは、他のカメラマンの追随を許しません。そのような企画に参画できるとは、とても光栄です。
 この図鑑には400種類が載っています。多くの鳥で、雌雄や成鳥、幼鳥などのバリエーションの写真が収録されていますから、その情報量はかなりのものです。また、文字も大きく読みやすい編集がされています。ですから、他のハンディな図鑑に比べると大判の装丁です。そしてさらに、音楽CDにめいっぱい収録できるトラック数の99種類の声が収録されたCDが付いて1,800(+税)円です。CDだけでも、この値段で売っているのですから、どうしてと思うような価格となっています。
 苦労話をしておきます。音源ひとつ一つは、さまざまボリューム(音量)で録音しています。1枚のCDに収録するためには、同じボリュームに聞こえるようにしなくてはなりません。鳥によって音が大きくなったり小さくなったりしては、いちいち聞いている人がボリュームのつまみを調整しなくてはならないからです。また、それぞれの音源のバックノイスの大きさが違います。メインの音が小さいからと言ってボリュームを上げればノイズも大きくなってしまいます。写真で言えば、小さく鳥が写っているのを拡大してトリミングするとザラザラの粒子が出てきてしまうのと同じです。真木さんの素晴らしい写真の図鑑ですから、音も頑張らなくてはならないのです。
 だいたい、波形を見ると音の大きさがわかります。しかし、鳥の声は100Hzの低い音から10,000Hzの高い音まで幅があります。さらに複雑、単純な節などさまざまです。ですから、波形で見て同じ音量にしたつもりでも複雑で高い音は大きく聞こえ、単純で低い音は小さく聞こえることがあります。数トラックならば、2、3回聞いて調整することはさほどたいへんではありません。しかし、99トラックとなるととてもたいへんでした。何度も聞いて微調整を行いました。問題は、聞いていると気持ちが良くなって寝てしまうことでした。
 今週末から書店に並ぶ予定です。見つけられたら、ぜひ手にとってご覧いただき、この価値をご確認いただければ幸いです。

Yatyodaizukan

『名前がわかる野鳥大図鑑』
定価;1,800円+税
装丁:B5版256ページ
出版社: 永岡書店
ISBN-10: 4522430868
ISBN-13: 978-4522430866
アマゾンのURLです。
http://www.amazon.co.jp/%E5%90%8D%E5%89%8D%E3%81%8C%E3%82%8F%E3%81%8B%E3%82%8B%E9%87%8E%E9%B3%A5%E5%A4%A7%E5%9B%B3%E9%91%91-99%E7%A8%AE%E3%81%AE%E9%B3%B4%E3%81%8D%E5%A3%B0%E3%81%8C%E8%81%9E%E3%81%91%E3%82%8BCD%E4%BB%98%E3%81%8D-%E7%9C%9F%E6%9C%A8-%E5%BA%83%E9%80%A0/dp/4522430868/ref=sr_1_14?s=books&ie=UTF8&qid=1334478848&sr=1-14

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