ハイイロヒレアシシギとハマシギビール-谷津干潟
谷津干潟観察センターのS原さんから、ハイイロヒレアシシギがいるとの情報をいただきました。ハイイロヒレアシシギは、10年以上前に日光の貯水池で1回会ったきりの鳥です。また、声は未聞。あわよくば、録音できないかと思い出かけました。
ハイイロヒレアシシギは、3羽いました(谷津干潟全体では、もっといそうです)。それも足元まで来てじっくりと鰭足を観察することができるほど。ただ、風が強いのと見ている限り一言も鳴かず、録音はできませんでした。
昨日、市川市の行徳野鳥観察舎ではケガをしたものが運び込まれ、仙台の蒲生干潟では1,000羽の群れが見られたという情報も寄せられています。一昨日の爆弾低気圧によって、いつも通る外洋から外れてしまったのでしょう。
私が2度目の出会いなのですから、さぞカメラマンやバードウォッチャーが押し寄せているかと思ったら20人ほど。このシーズンならば通常の人出でした。ハイイロヒレアシシギは人気がないのか、貴重性が理解されていないのか、不思議でした。
昼に谷津干潟観察センターの「干潟茶屋」に行くと、所長さんが「今日から解禁のビールを試してみてください。これが、最初の1本です」と、ごちそうしていただきました。その名もハマシギ・ビールです。ラベルには、長島充さんの版画のハマシギが描かれています。
ハマシギの味がするのかと思いましたが、濃厚なエール系の味です。この手のビールにありがちな酸味はなく、こころよい苦みとコクがさわやかでした。味は、しいていえばハマシギの夏羽のイメージ、夏羽の背中の茶色に近い色をしていました。
この後、ダイシャクシギ・ビールも登場するとか。谷津干潟でのバードウォッチングの楽しみがもうひとつ増えました。
S原さん、情報ありがとうございました。所長さん、ごちそう様でした。
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