カラス営巣調査-六義園
今日は、天気が悪いという予報でしたが、午前中はなんとか持ちました。そのため、六義園のハシブトガラスの巣を探しました。未調査のエリアがありますが、今日現在10個の巣を確認いたしました。
過去13年間の調査で、六義園におけるハシブトガラスの巣の数は多い年で24個、少ないと15個です。今シーズン、巣材をくわえたカラスを見たところで巣を見つけられなかったり、私に威嚇をするカラスがいるのに巣を見つけられないところもありました。ですから、まだこれから見つかることと思います。
ここ数年の傾向では、巣の数は減少気味です。また、巣が高いところに作られている傾向があります。かつては、3mほどの高さにあり、雛の成長ととともに来園者を攻撃するなどの軋轢が生じました。しかし、高ければ人との距離が保てるので、ここ数年は来訪者が襲われたというアクシデントはありません。
ただ、まだ密度は高いですね。今日、発見した巣のなかには10数mしか離れていないものもありました。はじめ、1つは試作巣かと思いました。しかし、しばらく観察していると、どちらの巣にも親鳥がいることがわかりました(下写真)。
去年は、頸椎症で上を向いて行う調査がとてもつらいものでした。頸椎症がやっと直ったのは今年に入ってからのこと。今日は、午前中いっぱい上を向いていたので、首が痛くなりました。私にとって、頸椎症は職業病ですね。
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