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2012年5月27日 (日)

日本野鳥の会-総会・理事会

 週末の土日は、日本野鳥の会の総会と理事会でした。こんな天気の良い週末に会議で缶詰です。この季節の開催については、議題にもなりました。ただ、日程はあちらを立てればこちらが立たず、日本列島は北から南に長いのですからいつ開催しても不満は出る、しかたがないというのが結論となりました。
 それにしても、この季節に北はオホーツク支部から南は西表支部まで、スタッフを入れて60名がよく集まったものです。今回の研修は「自然再生自然エネルギーの現状と問題点」でした。原発事故以降、脚光を浴びているメガソーラーや風力発電、大規模であれば鳥へ影響がないわけはありません。そして、大企業が参入していることで大規模な開発は、影響も大きなものがあります。自然エネルギーの開発は、地域で小規模に行うべきと言うのがひとつの解決方法と受け取りました。このほか、密猟問題などさまざまな事柄に発表、議論が行われました。
 このなかで今回はじめて「カメラマンのマナー」についてが、議題としてあげられました。今までなかったのが不思議なくらいです。地方のブロック会議では議題となったことはあるそうですが、中央では初めてのこと。千葉県から県下であった事例報告が行われ、なんらかの対策を講じて欲しいとの提案がありました。
 マナー違反のカメラマンを日本野鳥の会の会員とは限らず、会員だと思われてしまうことが問題。無法駐車などしていたら警察を呼び、法律に基づいて排除。対策に熱心な支部に情報を集約し、対策を共通できるようにしたらという意見がでました。
 ただ、具体的は方策は出ず、みんな問題だと思っているのですが、どうして良いかわからないというのが現状だと思いました。今回のことで、本部事務局や各支部でも、なんらかの対策を考えることになれば、この問題も一歩進むことができるでしょう。

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コメント

時期的に決算の理事会でしょうか?
本部も総会とのことで、この時期に苫小牧支部も総会でした。
そうですね、「バードウォッチング=カメラ」と思う方も多いので、対策は必要ですね。
広い北海道の郊外のこちらでも数年前、パトカーが出る騒ぎになったこともありました。

なまけ者鳥見人様
 理事会の主な議題は、決算と事業報告の承認でした。苫小牧支部の総会と同日とは残念でした。100近い支部のあるのですから、仕方ないですね。ご意見をうかがう窓口はありますので、どうぞお寄せください。
 北海道でもパトカー騒ぎがあったとは驚きです。サロベツ原野のシマアオジに集まっていた野鳥カメラマンのようすを見るとさもありなんと思います。

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