« 安西さんのラジオ番組『季節のいのち』 | トップページ | 噛みつかれた録音機-芝川第一調整池 »

2012年6月 2日 (土)

オオミズアオの思い出-六義園

 昨日の六義園のセンサス調査で、オオミズアオの翅が散っているのを見つけました。毎年、今頃オオミズアオが出現するのですが、このように死体ばかりです。
 今日、六義園に入ると清掃のお仕事をしている方が「これを見て」とオオミズアオがいるのを教えてくれました。羽化したばかりなのでしょうか、動きもせず地面に近い小枝にとまっていました。翅はほとんど痛んでいません。とてもきれいな雌です。

Oomizuao

 オオミズアオの思い出はいろいろあります。中学時代に林間学校で霧ヶ峰に行ったとき、宿泊所に昆虫の標本が飾ってあって、そのなかにオオミズアオがありました。世の中には、こんなきれいな生き物がいるのかと、とても感動したことを覚えています。
 ところで、オオミズアオはガなのですから夜行性です。昼間、見つけるとこのようにじっとしているのがふつうです。まず、飛んでいる姿は見せてくれいないでしょう。
 ところで25年ほど前、フクロウが鳴いているので確認して欲しいと夜の六義園に入れてもらったことがあります。フクロウは、渡りの途中に立ち寄ったアオバズクでした。そのとき、夜の六義園の印象も忘れられません。当然のことながら外灯がないのですから森の中は真っ暗です。しかし、救急車や山手線の電車の音など、音は都会のど真ん中の雰囲気です。このギャップが、不思議な空間を醸し出していました。
 そして、歩いていると真っ暗な森のなかを”白いもの”が、背の高さくらいのところを漂って行くのを見つけました。ふわふわとした飛び方は、まるで行き場を失った魂のようです。職員の方からは、六義園はいろいろ怖いところがあると、さんざん脅されていました。ですから、これが噂の人魂かと思い鳥肌がたちました。ご推察のとおり、これはオオミズアオでした。
 今日、初めて腹のほうからオオミズアオを見ました。ずいぶんメタボな体つきです。標本では、このボリュームは失われてしまいます。重い胴体のため、特有のふわふわした飛び方になってしまうのかもしれませんね。

« 安西さんのラジオ番組『季節のいのち』 | トップページ | 噛みつかれた録音機-芝川第一調整池 »

観察記録」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: オオミズアオの思い出-六義園:

« 安西さんのラジオ番組『季節のいのち』 | トップページ | 噛みつかれた録音機-芝川第一調整池 »

2021年2月
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28            
無料ブログはココログ