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2012年6月19日 (火)

定点で録音-霧降高原

 先週末の日光行きのときに、YAMAHA W24でバイノーラル+タイマー録音をいたしました。場所は、私が顧問をしている日光野鳥研究会のサイトで「日光、最高のコーラス」と題し紹介した霧降高原です。一昨年(2010年)にもほぼ同じ6月20日にタイマー録音の試み、「タイマー録音・作戦成功」と題し記事にしています。ここは、私のお気に入りの場所ですので、ほぼ毎年、録音をしています。
 ここでの音源を比較すると、コーラスを構成する野鳥たちの種類が少しずつ変わっていることが解ります。10年前は、コマドリが良く鳴き、ウグイスがうるさいくらい鳴いていました。そして、一作年はコマドリがいなくなりコルリとなりウグイスが減りました。今年の音源を聞いてみると、コマドリもコルリもいなくなり、ミソサザイがさかんにさえずっていました。ウグイスは、いることはいるのですが昔ほど多くはありません。
  録音は、Primo EM4201とYAMAHA W24の組み合わせ。ボリュームを少し上げた程度で、ほとんど加工していません。できたら、イヤーフォーンやヘッドフォーンで聞いてください。

「kirifuribashi120618.mp3」をダウンロード

 フクロウ、ホトトギス、アカハラ、キビタキは、録音を聞く限り、ほとんど変わりません。変化している鳥に共通しているのは、林床の藪を好む鳥たちです。見た目、ミヤコザサの群落は健在です。急斜面なのでシカの食害にあうこともなく、ササが残っているのだと思います。しかし、私たちにはわからない微妙な環境の変化あるのかもしれません。

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コメント

私の観察地、福島県中部奥羽山系の山麓も同じ傾向があります。コマドリはいませんが、十年程前まではコルリが何処でも普通に聞かれたのですが、徐々に聞かれなくなり現在は全くと言って良いほど聞かれなくなりました。ヤブサメやウグイスなども少なくなった印象を感じます。積雪が少なくなったからか?とか、ハクビシンとか天敵が増えたから?とか色々推測を巡らせていました。

S.A.様
 ご来訪、ありがとうございます。とても素晴らしいフィールドをお持ちのようにで羨ましいかぎりです。私は、日光には20年ほど通っていますが、少しずつ鳥が変化していっています。通い始めた頃は、クロツグミがいなかったのですが、今では普通にいるようになりました。鳥って変わるものなのだという前提でみるようになりました。ただ、原因や因果関係を解明するのはとても難しいですね。日光ではシカの影響が大きいと思っていますが、そちらはいかがですか。

こちらでシカはまだ定着はしていないと思うので、シカの影響は考え難いと思います。でも、カモシカは増えて今の時期でも丘陵地などで見る事があります。また、阿武隈山系にしか居なかったイノシシは分布を広げほぼ県全域に拡大した模様で、私のフィールドでも足跡やヌタ場を見かけます。ガビチョウも奥羽山系に進入する懸念があります。現在は中通の平野部で停滞していますが、入ってくれば・・・
祈るしかありません。

鹿対策に狼の導入 参照 http://japan-wolf.org/content/faq/

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