ソウシチョウのさえずり-金時山
この間の日曜日に箱根の金時山に登ったカミさんが「ソウシチョウが良く鳴いていた。」と言い、YAMAHA C24できれいに録音してきました。私のコレクションのソウシチョウは、2006年10~11月に六義園で録音したさえずりです。これと今回、カミさんが録音してきたさえずりを比べて見ると、カミさんの録音のほうが元気があり音量と声の張りがまったく違います。繁殖期と越冬期の違いなのでしょう。
ということで、本日は少し早起きをして金時山に行ってきました。カミさんの案内で登山道を昇り始めるとソウシチョウとガビチョウの声が絶えず聞こえます。しかし、車の音や別荘地での草刈りの音もけっこう聞こえます。そのため、少しでも上に行き山影で鳴いているソウシチョウを探しました。鳥を見ながら小1時間ほど登ると、矢倉沢峠に着きました。ここから上は、ハコネザサの草原となり樹木がなくなります。この草原でのソウシチョウとウグイスの密度は極めて高く、にぎやかに鳴いていました。YAMAHA W24で録音、ボリュームのアップ、低音ノイズの軽減、軽くノイズリダクションをかけています。
「Red-billedMesia120626.mp3」をダウンロード
ウグイスとソウシチョウの合唱というのは、初めて聞き録音しました。別の音源では、これにホトトギスやヒヨドリ、ヤブサメにホオジロが加わります。さらに、ガビチョウのさえずりも良く入っています。今やこれが日本の初夏の音になってしまったことになります。この音になってしまった地域はどこまで広がっているのでしょうか。いずれにしても、この音には強く違和感を抱きます。
それに引き替え、ソウシチョウもガビチョウのさえずりのない日光の野鳥たちのコーラスがとても貴重に思えてきました。
« 傷病鳥獣の保護施設を見る | トップページ | 「ラリックの鳥の世界展」-箱根ラリック美術館 »
「観察記録」カテゴリの記事
- 日だまりの印旛沼で(2025.02.03)
- 新年おめでとうございます(2025.01.11)
- 戦場ヶ原に冬が来ました(2024.12.28)
- 伊豆沼のガン(2024.12.10)
- 冬のルリビタキ(2024.11.26)
コメント