ハクビシンの仕業?
このところ気持ちが良いので六義園によく行きます。今はサツキが満開。池に映って、花の量が倍に見えます。ところで今日、歩いていて気がついたことがあります。森の中にイチョウの新芽が集中して生えているところが何ヶ所かありました。枯れ葉が積もって茶色の中に新芽の緑が鮮やかです。そのギャップが、不思議な風景となっています。
もちろん、イチョウの木の下にはギンナンが落ちて、いっせいに芽吹いているところもあります。たとえば、ここに上げた写真は、いちばん近いイチョウの木でも20mは離れています。ですから、1本や2本ならばわかりますが、このように集中してギンナンが落ちてくるとは思えないです。
ひとつ考えられるのは、ヒトの仕業です。ギンナンの皮は臭いし手が荒れます。ですから、埋めておいて皮を腐らし、後で実だけ回収しようとしたのかもしれません。しかし、それにしては順路からかなり入ったところです。さらには、築山の斜面なのです。普通、埋めるために穴を掘るならば平らなところではないでしょうか。そう考えるとヒト説も疑問です。
以前、ハシブトガラスの巣からハクビシンの糞が見つかった話をしました。黒い糞にまみれたギンナンがいっぱい入っていました。どうも、ハクビシンはギンナンが大好きなようです。ということは、このようなイチョウの発芽は、ハクビシンの糞からとは考えられないでしょうか。
このところ、ハクビシンの糞も足跡も見つけていません。ですから、ハクビシンはいなくなったと思っていたのです。もしこれがハクビシンの仕業ならば、冬には六義園の森のあちこちに糞をしたハクビシンがいて、その痕跡が今になって見つかったことになります。
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