セミの鳴く前に-カオグロガビチョウ
そろそろ梅雨明けの声が聞こえてきました。梅雨明けとともに関東地方ではセミの合唱がはじまります。その前に、一仕事も二仕事も残っています。というわけで、今日はあきる野市の秋留台公園にカオグロガビチョウを録りに行きました。
カオグロガビチョウは、このあたり一帯に勢力を広げつつある移入鳥です。日本の野鳥ではありませんが、日本でバードウォッチングをする場合には移入鳥も識別できるようにしておかなければなりません。私の関わった Nintendo DS の『にっぽんの野鳥大図鑑』のレビューに外来種が入っているのはおかしいというコメントをした人がいましたが、この人はバードウォッチングをしたことがないのでしょう。今、いちばん問い合わせの多いのはガビチョウ類の声なのです。
公園に着くと、いきなり「キュル、キュル」という聞いたことのない声が聞こえてきました。姿を探すとカオグロガビチョウです。こんなに簡単に出会えて声が聞けるなんて、多い証拠です。これは、簡単に録音できそうです。
ところが、昼間の公園というのは郊外といえども騒音だらけです。幸い道路から離れていましたので、自動車の音はなんとかなります。しかし、草刈りの音と隣の高校の太鼓の練習の音がさかんにします。草刈りの音は、夏の録音の悩みです。人通りや航空機の音はしばらくすれば静かになりますが、草刈りの連続音はどうしようもありません。太鼓の音とともに昼休みを待つしかありません。
ところがカオグロガビチョウが、意外と鳴かないのです。警戒心があまりなく、とまっているソメイヨシノのすぐ下に録音機を置いてものんびりと羽繕いをしています。しかし、この間30分ほどをかけて50mを移動しましたが、最初に聞いた声で鳴くことはありませんでした。よく見ていると、口が動いているので耳を澄ますとつぶやくように鳴いていました。PCM-D1で録音、ボリュームのアップ、低音ノイズのカット、ノイズリダクションをかなり強くかけています。草刈りの音の合間の3声だけです。
「masked_laughingthrush12070504.mp3」をダウンロード
最初は、近くで鳴いているヒヨドリの声かと思いましたが、カオグロガビチョウです。このような、かわいげな声も出すのですね。
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