イワヒバリを求めて-蔵王
今年もイワヒバリを求めて高山帯へ。8月2-3日は、山形県蔵王に行ってきました。6月にトラフズクでお世話になった日本野鳥の会やまがたのY川さんのご案内です。
イワヒバリのいるところは、高山帯の岩がゴロゴロしたようなところです。関東甲信越ならば、標高二千数百mを越えなくてはなりません。それだけに、行くのがたいへんです。今回、候補にしたのは蔵王のお釜周辺、北へ行けば垂直分布が低くなるというもくろみです。また、新幹線の駅(かみのやま温泉)から車で小1時間、頂上の駐車場に着きます。そこから歩いて10分でいるときはいるというのでから、今まで訪ねた中では、もっとも楽な生息地です。それにプロのネイチャーガイドのY川さんが、ごいっしょしてくれるのですからこんな贅沢なことはありません。
初日は、現地着が午後ですから、もう鳴いていることはないだろうと姿と生息地の確認です。足元は悪いですが、なだらかな登りですからさほど苦にはなりません。五色沼などの絶景を見ながらの探索です。私は始めてコマクサを見ました。
さすがに、駐車場から10分は無理でしたが、1時間ほど歩いたところで近くの草むらから飛び立つのを発見。繁殖地でのイワヒバリを始めて見ました。ここと、他1ヶ所にタイマー設定したYAMAHA W24を仕掛けて、この日は撤収。
翌朝、回収に行くと今度は、イワヒバリ3羽を確認。2羽は幼鳥、遠くで鳴くさえずりも聞こえました。現在、データをチェック中ですが、残念ながら今のところ近くでさえずるイワヒバリは入っていません。楽をしての録音ですから、あきらめもつきます。場所は間違いありませんので、遅くとも7月、できたら6月に来るべきでした。
ただ、午前3時38分頃にヨタカの声が入っていました。Y川さんによると、ここでもヨタカの記録は始めてとのこと。考えてみれば、駐車場は午後5時で閉まるなど、夜間は立ち入りにくいエリアだけに夜の鳥の記録がありません。タイマー録音により、夜の蔵王の鳥の生態を垣間見ることができました。
イワヒバリは来年の楽しみに取っておくことにします。ちょっと負け惜しみです。
Y川さん、お世話になりありがとうございました。
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