六義園下見-ヤマガラ
昨日は日本野鳥の会のE沢さんとO山さんが来訪、昼下がりの六義園を歩きました。
ハシブトガラスが気持ちよさそうに水浴びをしているのを観察したり、セミ時雨を楽しむことはできました。午後ですので、鳥の影も少なく暑い時間でした。しかし、六義園でいちばん高い藤代峠に登ると吹き抜ける風がとても気持ち良くて、しばらく動かなかったほどです。また、森のなかや木陰はとても涼しくて風さえあれば天国です。
こんななかでも、常連の鳥仲間のH本さんとE原さんがいました。さすがに常連だけあって風が抜け、かつ鳥のいるポイントで待機していました。六義園では、すでに夏鳥が通過しています。ここ2週間の間に、センダイムシクイ、メボソムシクイ、サンコウチョウなどを見た人がいます。また、1週間ほど六義園では珍しいヤマガラが数羽、居着いています。そのうちの1羽がツミに食べられたと、H本さんが写真を見せてくれました。ツミの若鳥が脚で押さえている小鳥の色は、間違い無くヤマガラ色をしてます。よりによってとも思いますが、漂行して来て疲れているところを襲われたのでしょう。
都内では、明治神宮のように昔からヤマガラが繁殖している緑地もあります。しかし、六義園のここ数10年の経緯を見ると数年に1回、通過して行くのが見られる程度の記録しかない鳥です。ヤマガラの好きそうなエゴもありますし、巣になりそうな洞のあるスダジイもたくさんあります。それなのに、なぜヤマガラが六義園に居着かないのでしょう。つい、いると言うことから環境との関係を考えてしまいますが、いないということから環境選択の要因を見いだすことができるかもしれません。
ところで、昨日の目的は小田急の友の会会員を対象した探鳥会の下見です。会員の方には『ファミナス』誌の9/10月号にお知らせが掲載されていますので、ご都合のつく方はぜひご参加いただければと思います。
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