日本鳥学会100周年記念展に行ってきました
今日は、上野の国立科学博物館へ日本鳥学会100周年記念『鳥類の多様性』展を見に行きました。開催そうそう行ったK久保さんのご案内です。知っている人に会うだろうと思っていたら六義園の鳥仲間のS根さんに会いました。
ところで、科学博物館にはじめて行ったのは、中学生の頃だったと思います。たしか、植物学者の本田正次先生の講演と映画の夕べだったと思います。当時としては、重々しい造りの建物に博物館に来たという実感がわいたのを覚えています。中に入ると石造りのらせん階段が珍しく、そこに吊されたフーコーの振り子が、いかにも科学博物館らしかったですね。これらは、今も健在です。
鳥類の多様性展は、大きな部屋ひとつの企画展示です。目玉のカンムリツクシガモの剥製が入り口にありました。いったいどんな声で鳴いていたのか、思いを馳せました。この展示は、日本の鳥学の歴史と”今”がわかるようになています。新しい分類と近似種のDNAの違いは、これからのバードウォッチングに必要な知識ですのでバードウォッチャーならば見ておくべきでしょう。いずれにしても、限られたスペースにこれだけの大きな課題を展示するのは、かなりご苦労されたことと思います。
常設展示も一回りして来ました。昔に比べれば、ジオラマが多くてよりリアルな疑似体験ができるように工夫されています。ただ、基本は剥製展示、それもかなりコンディションの悪いものも多いが気になりました。自然系の博物館=剥製展示というのは。いたしかたないのでしょうか。
再度、基本情報をあげておきます。
日本鳥学会100周年記念・鳥類の多様性〜日本の鳥類研究の歴史と成果〜
期日:2012年10月6日(土)〜12月9日(日)
※休館日は、毎週月曜日(月曜日が祝日の場合は火曜日)
場所:国立科学博物館
東京都台東区上野公園7-20 Tel. 03-5777-8600(ハローダイヤル)
料金:通常の入館料でご覧になれます。
(大人・大学生600円、高校生(高等専門学校生含む)以下 無料)
主催:国立科学博物館、
後援:日本鳥学会・(公財)山階鳥類研究所
URL: http://www.kahaku.go.jp/event/2012/10bird/info.html
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