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2012年10月29日 (月)

全日本バードカービング・コンクール終了

 8日間に渡る日本バードカービング展2012が終了いたしました。最終日は、樋口広芳先生の講演、表彰式とスケジュールがメジロ押し。雨模様の天気にかかわらず、会場には次から次に人が入り大盛況でした。
 我孫子のバードフェステバルから独立して展示会を行うに当たっては、かなり議論を重ねてきました。いちばんの心配は、来訪者が来ないのではないかというもの。おかげさまで、これは杞憂に終わりました。
 去年の我孫子では、会場が狭いために数点の作品が落下し破損しました。今回は、広い通路でそのような事故もなく無事に終了いたしました。スタッフ一同、安堵の胸をなで下ろしています。いずれにしても会長始め、スタッフの皆さん、ボランティアの皆さん、お疲れ様でした。おそらく、スタッフが撮影できない撤収風景です。

Birdcarving121029

  今回、会場での作品の撮影が禁止になりました。これは、以前から私が主張していることで、美術館のルールということで実現しました。これに対するクレームがありました。また、出品者も自分の写真を撮ってもらうことがうれしいという気持ちがあるので、両方からあります。ただ、見ていると技術を盗もうという感じで写真を撮っている人がいるので、著作権のことを考えると私は反対してきたのです。写真を撮らないことで、じっくりと作品を見て鑑賞してもらえるほうが展示会としての趣旨に添うものだと思います。
 作品について審査員の立場から追加の意見を書いておきます。上級で落選している作品の多くは”きれいすぎる”ためだったのではないでしょうか。彫りも塗りも丁寧に作ってあるのですが、どこか不自然なのです。この場合、おおむねきれいすぎるのです。鳥は、大きな鳥小屋で飼っていても尾羽や翼がすり切れたり汚れています。自然のなかで飛びまわっている野鳥は、これとは違った汚れと乱れがあります。たとえば、尾羽がたたまれていたとしても、全部同じ間隔に並ぶことはなく少し乱れています。自然の中の野鳥とバードカービングの作品を比べて違和感があるのは、多くはこの汚れと乱れが上手く表現されていないからではと思います。
 上位入賞者がこのあたりの処理がうまいのは、おそらく自然の中での野鳥を見て、その感じをうまく表現しているためだと思います。ご自身の作品と実際と自然のなかの野鳥の様子をまずは比べて見ることが、次への作品上達の方法ではないでしょうか。

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コメント

私も拝見して同じように思いました。鳥を実際に見ていないだろうなあと。ちなみに私の携帯のメール着信音がサンコウチョウなのですが、会場で鳴り出してしまい、まずいと思いました。鳥のイベントですから、過剰に反応されるのではと思ったからです。ところが誰一人として反応無し。ああ、ここにいる人は鳥をみてないんだなあと実感したしだいです。

シバラボ様
 お出でいただきありがとうございます。野外でのバードウォッチングと室内でのバードカービングということで、指向が異なるようです。うまく融合できた方が上位に行けるということではないかと思います。
 私が会場にいたときには、ウグイスが鳴きました。すこしは、アウトドア指向の方もいるようです。

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