日光の懐かしい音-立ち売りの駅弁屋
今や駅弁は、駅の売店で買うのが当たり前になってしまいました。昔は、列車が着くと首からぶら下げた箱に弁当を山積みにした弁当屋さんが売りに来たのものです。このような弁当屋を”立ち売り”と言うのだそうです。
鉄オタのサイトを見ると現在、立ち売りの弁当屋が残っているのはわずか。そして、関東地方ではわずか1ヶ所、日光市にある東武鉄道下今市駅だけとか。PCM-D50で録音。靴音などをカットしたほか、フェードイン、フェードアウト以外は加工していません。
「bentouya110403_02.mp3」をダウンロード
下今市駅は、日光線に乗り換えるたびに通る駅のため、いつもこの売り声を聞いています。ですから、どこにでもいるものだと思っていました。まさか、絶滅に瀕しているとは思いも寄りませんでした。
私が日光に通い始めた20年前から、同じお爺さんです。以前は、特急のスペーシアのなかに首を入れて声を張り上げるなど、積極的に売っていました。このところ、せっかく買おうと思ってもいないこともあります。また、駅のベンチに弁当を置いて売っていたりしますから、座り売りになっていることもあります。この間は、列車の窓から見ていたら駅のベンチに座り込み肩で息をしていました。声の張りも以前に比べれば落ちているのはしかたありませんが、いつまでも元気に弁当を売って欲しいと思います。
ちなみに、1,000円の「日光まるごと味の弁当」(アザレア弁当)は、美味しいです。材料は、すべて日光のものを使っているこだわりの弁当です。以前は、包み紙に今市市の鳥のカワセミが印刷されていましたが、今市市が日光市に合併されたせいか、いつの間にかいなくなったのは寂しいです。
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