映画『ビックボーイズ』の着メロ-Surfin' Bird
ずっと気になっていたことがあります。それは映画『ビックボーイズ』の主人公の一人ジャック・ブラックの携帯電話の着メロです。とても軽快なリズムで、良い感じなのです。古めの曲の感じはあり、映画で聞いたような記憶がありましたので、私のCDコレクションの中の『アメリカングラフィティ』など1960~1970年代の曲を探しましたが見つかりません。映画を見たばかりの頃、ネットで「ビックボーイズ 着信音」などと、ググっても何も出て来ませんでした。
思い出して今回ググってみると、同じように気にしている人がいてYahooの知恵袋にありました。曲名は”Surfin' Bird”、やはり鳥に関係した曲でした。
Surfin' Birdの演奏はThe Trashmen、1963年にリリースされた今や懐メロです。当時としては、かなりぶっ飛んだ曲だったでしょうね。映画で聞いたと思ったのは『フルメタルジャケット』の挿入歌でした。この映画は、私の戦争映画ベスト10に入り何度も見ています。もし、前半がなく戦闘シーンだけならば、ベスト5に入れても良い映画です。全体にシリアスな映画なのですが、数少ないユーモラスなシーンで流れる曲がこのSurfin' Birdでした。
まずは、YouTubeのThe Trashmenのオリジナル。
http://www.youtube.com/watch?v=fruHQhNe-UM
昔、ローリングストーン以前は舞台に上がる人はネクタイにスーツだったのです。曲と衣装があっていないのは、当時を物語っています。
いろいろなバージョンがあり、なかにはスティーブン・キングが歌っているのもありました。なかでも、このセサミストリートのビックバードの動画は凹んだときに見ると元気がでそうです。
http://www.youtube.com/watch?v=jZmhBi-1gec
曲を聞くと、ただ「バーバー」言っているだけに聞こえますが、歌詞は「Bird, bird, bird, b-bird's the word」とBirdと言い続けています。バーダーなのですから、着メロは鳥の声にするところを鳥にちなんだ曲、それもただBirdと言い続けるSurfin' Birdにしたところは心憎い演出です。ビックイヤーの挑戦するジャック・ブラックに、ぴったりの選曲です。
ということで、私の携帯電話も古今亭志ん生の出ばやしの”一丁上がり”からSurfin' Birdに替えました。
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