« 洋上風力発電のシンポジウム | トップページ | 『朝の小鳥』スタジオ収録-ノイズは不明のまま »

2013年1月15日 (火)

『朝の小鳥』60周年

 今年、文化放送の『朝の小鳥』は、1953年の放送開始以来60年を迎えました。本日は、その記者発表が行われ、私も質問に答えました。
 実は、去年の暮れに広報担当の方からメールをいただくまで、まったく忘れていました。ディレクターのS木さんとも今日話したのですが、蒲谷鶴彦先生と50周年を記念してCDを作ったりしたのが、ついこの間のよう。あれから10年たったとはとても思えなかったのです。
 私がこの番組を担当して6年半、344回となりました。60年のうちのたかが1割ばかりの期間に関わっただけで記者会見に臨むのは気が引けます。まして、蒲谷先生は毎日放送していた時代もあって14,500回番組を担当していたのですから、私の344回はわずか2%足らず、足元にもおよびません。文化放送が開局以来続く長寿番組、おそらく民放では最長かもしれません。そのような番組に関われるとは、なんとも光栄なことであるとともに誇りでもあります。私としては、鳥の魅力を音から知ってもらい、鳥に興味を持ってもらえる機会となる番組ですから、文化放送にはいつまでも続けていただければと願っております。
 私は、今まで何度か記者会見を体験してます。環境省や都庁の記者クラブでの会見です。これらの記者会見での質問はぶっきらぼうで、緊張させられます。しかし、今日のような和気あいあいとした雰囲気は始めてでした。また、スポーツ紙の記者の方々がいるのも始めて。考えて見れば、芸能文化担当の記者さんですから、楽しい話題つくりということになるでしょう。
 それでも、蒲谷先生の偉業についての話になり、受け継ぐことは何かなど、質問が続きました。雰囲気の割には、ちゃんと当を得たまじめな質問が続きました。面白かったのは、東京新聞の記者から私が「毎日、どのような生活をしているのですか」と聞かれたことです。このような仕事をしていると、山に籠もりっきりのようなイメージがあったのようです。あとで、東京新聞で連載されている「探鳥」の堀内洋助さんにはフィールドで時々会うという話になり、記者自身「彼の生活もわからないのです」とのこと。鳥に関わって仕事をしているイメージ、いったい皆さんの頭のなかには、どんな姿が描かれたのでしょう。
 どれだけ記事になるのかわかりませんが、記事がお目にとまりましたらご高覧いただければ幸いです。
  今のところ、検索すると日刊スポーツあたりが載りそうです。
 http://www.nikkansports.com/entertainment/news/f-et-tp0-20130115-1072291.html

« 洋上風力発電のシンポジウム | トップページ | 『朝の小鳥』スタジオ収録-ノイズは不明のまま »

番組・報道」カテゴリの記事

コメント

こんにちは、初めてお便りします。
 小生65歳、この「朝の小鳥」は小学生の頃家のラジオから流れていたのを良く聴いていました。 もう50数年以上も前になるんですね。 小学校3年生or4年生くらいかな?
メジロを捕ったり、ヒヨドリを捕ったり、ホオジロを捕ったり、メジロ籠を作ったりと悪いガキだったんですね。

ラジオからどんな鳥の声が流れていたのかなどは、全く記憶がありません。 録音者&出演者?は蒲谷兄弟だったかな? 
 当時田舎では、「カバヤキャラメル」と言うのがあって、妙にこのキャラメルと「蒲谷兄弟」が結びついて、耳に残っています。

「蒲谷鶴彦さん+弟さん」のお名前を再度目にしたのは、鳥を見始めたころになってからだと思いますので、これも35年も前になります。 今は神奈川支部会員でのんびりと観ております。

カンムリウミスズメ様
 コメントありがとうございます。私も兄弟で鳥の声を録音しているなんて、どうなっているのだろうと疑問に思っていました。
 弟の芳比古さんが機材を作り、鶴彦さんが鳥の声の識別などを担当と、役割分担がされていたようです。
 これからも、のんびりとバードウォッチングを楽しんでください。

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 『朝の小鳥』60周年:

« 洋上風力発電のシンポジウム | トップページ | 『朝の小鳥』スタジオ収録-ノイズは不明のまま »