雪を食べるハシブトガラス-六義園
今日の六義園では、私の講演会を聞いていただいたことのあるIさんと出会い、一巡いたしました。六義園は、まだ先日の雪の後遺症で半分ほどの順路が立ち入り禁止、それでも少しずつ入れるところが増えてきました。職員の方々の努力のたまものです。
後遺症と言えば、まだところどころに雪が残っています。雪の有無で日あたりの加減が解って面白いです。中之島も南側は解けて雪はありませんが、北側の紀ノ川側はところどころ雪が残っています。面白かったのは、この雪をハシブトガラスがさかんに食べていました。
ハシブトガラスたちは、かなり熱心に食べていました。雪の面積は狭いので、数羽しかついばむことができません。そのため、割り込もうとする者がいるとケンカになるほどです。入れ替わり立ち替わり食べているので、特定の個体だけが雪に執着しているのではなく、多くのハシブトガラスが雪を食べたいようです。
なかには喉袋が膨らんでいる者もいました。雪を他へ運んでゆっくりと食べようとしているのか、あるいは貯食しようとしていたのかもしれません。
以前、この付近で霜柱を食べるハシブトガラスを見たことがあります。霜柱の場合、ミネラルが含まれている可能性があるので執着する理由がなんとなくわかります。しかし、雪はただ冷たいだけだと思うのですが好きですね。それとも、頭の良いハシブトガラスのこと、滅多に見ることのない雪に好奇心をそそられて食べているのでしょうか。
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