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2013年1月13日 (日)

洋上風力発電のシンポジウム

 本日は、立教大学で「野鳥と洋上風力発電-野鳥保護と自然エネルギーの共存を目指して-」のシンポジウムでした。
  会場は、大学内でも2番目に大きなホールで、たしかここで期末試験をやった記憶があります。その頃は300人くらいが私の授業を受講していたはずですから、今日の入りもそのくらいの感じで盛会でした。写真は、あいさつをする柳生博会長です。

Symposium130113

 原発があんな状態になってしまったのですから、とっととあきらめて別の手を考えるべきなのですが、振り子が戻っていってしまいそうで嫌ですね。そして、反原発を唱えれば、当然再生可能なエネルギーということになり、そのひとつの風力発電が台頭してきます。風力発電も景観の悪化や騒音という問題があり、音の問題を解決する方法として風車を洋上へ持って行こうという流れがあります。しかし、海は海で海鳥たちがいるのですから、日本野鳥の会としては黙っているいるわけにはいきません。というわけで、シンポジウムの開催です。
 今日のシンポジウムでは、洋上風力発電の実情から環境評価調査の方法まで幅広い問題を取り上げました。洋上風力発電の先進国のイギリスとデンマークからも、研究者を招いてのプログラムでした。それだけに、中身も濃く洋上風力発電そのものから海鳥の生態まで知ることができました。とにかく風力発電の問題も、そう簡単には語れないことがわかりました。
 電力会社からお金をもらっていると日本野鳥の会を批判するような連中は、このようなシンポジウムに参加し勉強して欲しいと思います。ネットのウワサだけを根拠に誹謗中傷することは簡単ですが、なんら解決策を見いだせません。今日、発表された関係者の方々はそれぞれの現場で、この問題に取り組み、解決策を見いだそうと努力されていました。その姿を見るだけでも、学ぶべきものがあると思います。

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 日本野鳥の会事務局より、関西電力株式会社と九州電力株式会社が退会したとの連絡がありました。

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