シジュウカラの初鳴きが聞こえない-六義園
仕事の合間を見つけ、午後に六義園へ行きました。最近、常連になられたK藤さんとお会いしたので、いっしょに一回りしようと思ったのですが、先日の雪による枝折れの危険から裏の方は立ち入り禁止。池のまわりだけの探索となりました。
午後にもかかわらず鳥との出会いは多く、一通りの顔ぶれが出現。このなかにはルリビタキの雌2羽がいます。それぞれ出会った距離は比較的近いのですが、時間的には別個体と判断しました。面白いと思ったのは、どちらも立ち入り禁止になっている順路と広場にいたことです。いずれも人が入れない場所で、飛び跳ねるように移動をしながらさかんに食べ物を探していました。私たちが通行止めのところで見ていると、どんどん近づいて来てくれます。六義園に人の立ち入らないエリアが多くなったおかげで、鳥たちはのんびりとしているようです。
ところで、今年はすでに1月下旬となりましたが、六義園ではまだシジュウカラのさえずりが聞こえません。皆さまのフィールドでは、いかがでしょうか。
去年の初鳴きは1月8日、平均的な初鳴きは1月中旬です。今年は、すでに10日も遅れていることになります。もっとも遅い記録は、02月13日(1983年)ですから、これから先になるかもしれません。この1983年は、雪が多くて寒い年でした。今年も、この寒さが続く限り記録を更新するかもしれません。
今年は、ヤマガラが居着いています。シジュウカラとヤマガラ、どちらが先にさえずり始めるのか楽しみです。
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